著者等紹介
プラトーノフ,アンドレ[プラトーノフ,アンドレ][Пдатонов,Андрей]
1899年ロシア、ヴォロネジ生まれ。社会主義建設の不条理を描く。第2次大戦後、帰還兵を主人公にした『帰還』を発表。ソ連軍人を中傷するという理由で攻撃され、不遇のまま51年に死去。60年代の雪どけ後に再評価が進んだ
ザトゥロフスカヤ,イリーナ[ザトゥロフスカヤ,イリーナ][Затуловская,Ирина]
1954年モスクワの画家の家庭に生まれる。幼少時から詩を創り絵を描くが、絵画とグラフィックを正式に学び、最初の個展は1989年のロンドン、以後世界各地で開催。2002年モスクワ美術家同盟よりディプロムを授与される。2012年「開港都市にいがた水と土の芸術祭」に招待され、作品を制作。フレスコ、絵画、陶器、書籍デザイン、詩作、刺繍等広範囲に活躍。作品は12カ国の美術館に収蔵され、個人コレクションも多い
児島宏子[コジマヒロコ]
映画、音楽分野の通訳、翻訳、執筆、企画に広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きゅー
7
あのプラトーノフによる、タゲスタンの民話をもとにして書いた童話。難解な大人向けの童話かとおもいきや、いたって普通のこども向けの童話だったのが意外。イリーナ・ザトゥロフスカヤによる挿絵が可愛らしさと、素朴さをしみじみと感じさせ、暖かい気持ちにさせてくれる。使われている紙は厚めで薄緑色をしており、挿絵の雰囲気に合っている。うさぎと仲良さそうに触れ合っている表紙といい、こどもに読み聞かせする楽しみにあふれている。こんなに純粋に人の優しさを衒いなく書くこともできる作家だと知り、驚きつつも嬉しい気持ちになれた。 2014/02/25
★カイト★
1
ロシア人と未知谷つながりで読んでみた。読む前は読んだ後では印象が違った。絵だけ見ると墨で描いた誰でも描けそうな子どもの絵っぽく見えたがまた後からページをめくるとジワっと心に染み込み素朴で愛らしく味わい深い絵に見えてきてなんだかすごい素敵だった。内容はありふれたものだが昔親切にしたウサギに困っていた時助けてくれるという話。動物たちの活躍もカッコいい。子どもの読み聞かせにピッタリの本だと思います。2014/07/22
ばーばら
0
ロシア人作家による、ダゲスタン民話の再話絵本とか。どこだろう??超シンプルな話と絵。ロシアアニメになってるとか?見てみたい。2024/01/19