ひとり歩けば―辻まことアンソロジー

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784896423617
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

目次

一日のオトカム
まどろむオトカム
小屋ぐらし
長者の聟の宝舟
ずいどう開通
風説について
一所懸命の人
横手山越え
一人歩けば
ある山の男
森で
鬼怒沼山
けもの捕獲法
無風流月見酒
川岸の春
山の景観
わが未開の心

演奏会
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

道草キャラバン

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「すぎゆくアダモ」を読んで、辻さんの他の本も見てみたくなった。「ひとり歩けば」も、絵がいい。題名の通り、ひとりスキーをしていたり、ひとり佇んでいたりする絵が多く、それが心に沁みてきた。版画のようなものから細い線を何本も刻んで描き込まれた画、墨絵のようなもの、そのまま絵本に使えそうな絵まで、多彩な絵の才能が伝わってくる。ひとり山を行くスキーヤーを描いたものが特によかった。2016/03/18

新井徹

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ヒマラヤでなくウラヤマ、シラカバを逆さにしてバカラシー、成り上がりでなく成り下がり… 解説で編者の柴野邦彦は「彼の作品を読むと、その屈託の無さは、数々の失望や孤独を突き抜けて出てくるものだと感じられる」と書く。だから辻まことの文明批評は刺さる。「人間の経験が実はあまり役に立たないことは、ある点ではすばらしいことのように私にはおもわれた」。神気モーロー、一瀉千里、アベック登山者、トッカン小僧、湖村気質、軽便ターザンといったレトロ&オリジナルな言葉遣いも楽しい。2012/07/07

fuchsia

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辛い、絶望と不信に苛まれていたからこそ、公共事業利権に群がる田舎の素朴な人々に温かい目を向けることができたのかもしれない。諦念とかそういう意味合いだったとしても。2012/03/13

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