内容説明
子守唄、遊び唄に語り継がれるマザー・グースのモチーフの謎が英国生活を通して解けていく。異国での子育ての奮闘のなかに生きたマザー・グース体験!素敵なエッセイ集。
目次
第1話 黒つぐみ
第2話 英国流味付け
第3話 雨、雨、いっちまえ
第4話 夜の饗宴
第5話 犬が笑う
第6話 レディの国
第7話 イギリスりんご
著者等紹介
楠本君恵[クスモトキミエ]
山梨県生まれ。山梨大学学芸学部卒、早稲田大学大学院修士課程修了。英米文学を研究、現在、法政大学経済学部教授。日本ルイス・キャロル協会会員。『翻訳の国の「アリス」』で第25回日本児童文学学会奨励賞、『金色の影』で旺文社児童文学翻訳賞受賞。沢登君恵のペンネームでも活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mimm
8
マザー・グースの唄をテーマに、英国で子育てをしつつ留学中だった著者様が、その謎や英国の特徴を探っていきます。日本の民話や唱歌も参考に、日英の文化比較も。他の著書も読みたくなるほど素敵なエッセイでした。2012/09/26
鳩羽
4
マザーグースの残酷だったり突拍子もなかったり時に不可解な歌・詩のイメージを、実際にイギリス滞在中に体験ししたことから新たに“気づく”。文学色よりもエッセイっぽさの方が強めで、読みやすく可愛い本。英語が苦手なので、音読してみても言葉遊びの面白さがいまいち分からないのが残念。2010/11/23
lemon tea
3
昔々から現在までイギリスに伝わっているマザーグース。イギリスの歴史・風土・文化・社会・食などと密接に関わりながら生まれ現在まで続いていることを改めて知りました。今までそれほどマザーグースの唄が好きという訳ではありませんでしたが面白いような気がしてきました。マザーグースの本を読み比べてみようと思います。ケンブリッジにも行きたくなります。2014/03/31
hanako
2
著者が家族連れでイギリスに一年間留学した際の、マザーグースのモチーフを通したイギリス滞在記。「理解できない」が「こういうこと?」とわかる瞬間や「わかっていないのは自分だった」と一人恥ずかしい思いをする異文化体験を味わえます。日英の文化比較のような側面もあり。イギリスと食についての章が特に印象的。まずい食事なんて許せないと思っていたので、目から鱗でした。2014/02/04
-
- 電子書籍
- 講談社現代新書 解説目録 2025年6…
-
- 電子書籍
- 夫はグレーゾーン 単行本版 9巻 ティ…
-
- 電子書籍
- 別冊マーガレット 2020年9月号
-
- 電子書籍
- 連の定理による中央競馬(東京競馬)と日…
-
- 電子書籍
- 慶長真田戦記2 歴史群像新書