内容説明
“鉄の女”オリガに導かれ西ウクライナ、リヴィウへ。18世紀以来神秘に包まれてきた彫刻家ピンゼルとの出合い―。
目次
ウクライナ一日目―オリガとの再会
ウクライナ二日目 その一―キエフの街角で
ウクライナ二日目 その二―西へ~道中あれこれ
ウクライナ二日目の深夜―ウクライナの歴史概略
ウクライナ三日目―古城で歴史をしのぶ
ウクライナ四日目 その一―ソフィアさんのこと
ウクライナ四日目 その二―セルゲイ・パラジャーノフ監督のこと
ウクライナ四日目 その三―画家セマンのこと
ウクライナ四日目 その四―西ウクライナのウジュホロド
ウクライナ五日目 その一―誇り高き都リヴィウ
ウクライナ五日目 その二―リヴィウの街を歩く
ウクライナ六日目 その一―オレシコ城の宝
ウクライナ六日目 その二―キエフへの帰路
ウクライナ七日目―ウクライナに、乾杯!
著者等紹介
片山ふえ[カタヤマフエ]
大阪外国語大学ロシア語科卒。「ムーザ文化交流協会」代表。様々なイヴェントを通じて国際交流に努めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひらり なつ子@療養中 気持ちは元気
2
様々な思いが頭の中を駆けめぐり、うまく言葉が出てこない。のんびりした紀行文と思って読み始めたがとんでもない。ウクライナの歴史、ウクライナに生きた/生きている人、その人生について書かれている。大国に翻弄されてきたウクライナや中央ヨーロッパの国々について、あれこれ考えさせられている。そんな折、「集団的自衛権」という法律のもとに日本は戦争できる国に変わってしまったし。ソ連の情報操作と重なってくる。今、ウクライナで起こっていること、日本で起こっていること。すべて長い歴史の一部なんだなあという妙な納得感もある。2014/06/30
宵子
0
著者によるウクライナ旅行のエッセイ、であるがウクライナの歴史や現状について詳しく書かれており、そこに関心がある人にはお勧めできる。 ちなみに基本的に戦いばかりの歴史である。 …しかし、本書で著者達を案内した、ウクライナのおb…じゃなくて女性画家が「ウクライナ女性はしとやか(ナヨナヨ)で、目立つと魔女扱いされたから」と言われているが、逆にしとやかだからフラストレーションが溜まって魔女になったりするとは思わないのかな。ゴーゴリの「ヴィイ」みたいに。2012/10/22
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