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内容説明
派遣?就活?転職希望?カネもコネもツテもないと嘆いてハマった悪循環から笑って抜け出した男の物語。
著者等紹介
シュタイガー,オットー[シュタイガー,オットー][Steiger,Otto]
1909‐2005。スイス生まれ、30年代からパリに暮らし、36年帰国後ラジオ・テレビのキャスターとなる。一方で20代半ば頃から著作を発表し始め、42年に長篇小説でグーテンベルグ・ブックギルド特別賞を受賞。以来、専業作家の道へ。推理小説、脚本、エッセー、旅行記、教科書副読本など著作多数。また児童文学者としても高い評価を得た
高柳英子[タカヤナギエイコ]
1948年、福岡生まれ、ドイツ語塾主宰、ドイツ児童文学翻訳家。2006年『正しい猫の数え方』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きゅー
5
直球どまんなかストライクで、希望を捨てるな、未来になにが起こるか分からない、諦めるなと言われても困るんだ、もうそこそこの歳だし。この小説の救えるところがあるとすると、精神論に拘泥していないことかもしれない。むしろ棚から牡丹餅的な物語で、なんだかわからないけど上手く行っちゃったよ。おれ今はこんなに金持ちで、高い車にも乗るよ、というこれまたおかしな物語になっている。タイトルが不思議だったので手にとったけれど、ひねりのない一作。青少年がこの本を読んで、何か感銘を受けたとしたらそちらのほうが心配だ。2013/10/10
橘
4
タイトル(読めない!)からも表紙からも、何の話だか想像もつかない。たとえ物語だとしても、30年以上前に書かれたとは思えない内容だ。時代を越えた普遍性か、パンドラの箱か。2015/12/26
三太郎
1
今の仕事を精一杯やれば明るい未来がやってくる・・ワザワザ言われなくとも日本人はみんなこれを根拠なく信じてる。・・・いかに安く使って易く切り捨てるかが人間にまでに及んでいる現代日本では空しく思える内容。ま、読み物としては面白かったと思うよ。うん。2016/08/11
だけど松本
1
はあ、そうですか、としかいいようがない。2015/04/06
のうみそしる
1
突然金持ちになった男に対する人々の態度の変化が生々しい。「現在が正しければ、未来もちゃんとしているだろう……」という台詞にグッと来た。2010/07/26