内容説明
第一次大戦を経て、時代はパラダイム転換期キュビスム小説『ベビュカン』で表現主義の寵児に前へ、ダ、ダ、ダ、ダ、ダーッ、表現の最先端へ1920年代をもって、「二十世紀」の芸術と銘打つ越境する芸術理論、切れ味鋭いアクチュアルな批評大家を容赦なく斬り、アヴァンギャルドの心性に注視現代美術の祖型はすでにここに―ある発表当時、センセーショナルな議論を巻き起こしたモダニズム芸術の基本書、待望の初訳。
目次
第1章 はじまり
第2章 キュビスム
第3章 未来派
第4章 ドイツの画家
第5章 ロシアの画家
第6章 青騎士
第7章 彫塑
著者等紹介
アインシュタイン,カール[アインシュタイン,カール][Einstein,Carl]
1885‐1940。ノイヴィート生まれ、ユダヤ系。ベルリンで美術史・哲学を学び、小説家・美術史家・批評家として活躍。スパルタクス団蜂起の際にはバリケードに立つ。1928年パリに移住。1936年スペイン市民戦争に反ファシズムの闘士として参戦。1940年ドイツ軍によるフランス占領後、ゲシュタポの手に渡されるのを拒み、ポー川に投身自殺、7月5日のことであった
鈴木芳子[スズキヨシコ]
1987年早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。ドイツ文学専攻・翻訳家。1999年ゲーテ・エッセイコンクール受賞(ドイツ語)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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