著者等紹介
源氏鷄太[ゲンジケイタ]
1912~1985。富山県生まれ。本名田中富雄。1934年報知新聞社主催の小説コンクールで「村の代表選手」が入選。本格的な作家活動は47年「オール讀物」に投稿した「たばこ娘」。会社勤めの傍ら作品を書き続け、サラリーマン小説の第一人者として新たなジャンルを開拓。51年「英語屋さん」「颱風さん」「御苦労さん」で直木賞受賞。56年に作家に専念するため、26年間勤めた会社を退職。68年「幽霊になった男」で第5回吉川英治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
にがつ
0
「源氏鶏太は忘れられた作家だ」ってことを聞いたので読んでみた。戦後?の娯楽小説ということで最後まで読めるかね…と思ってたら比較的読みやすく、読めない・わからない言葉はあったものの、あまり気にせずそれなりに面白く読めた。でも、面白さがいまいち今には通じない感じはした。他の人の感想で「再評価はされないだろうけど、当時の人に対して売るために書くというのもまた才能」っていう言葉になんだか納得したりもする。そして図書館にもそんなに本がなかったっていう。その時代時代で読み楽しまれるのもまた小説か~とも思った。2013/09/23
Genei-John
0
このシリーズの装丁は堅牢で、しかも美しく、珠玉の短編を包むのにふさわしいと思います。源氏鷄太、じっくり読みなおしたい。2012/10/13
Keiko Fukuda
0
源氏鶏太って、中学生時代に結構読んだ記憶があったけど、こんな昔の作家だったんだ。軽妙でペーソスあり、読みやすかった。直木賞は収録の「英語屋さん」のほか、「颱風さん」「ご苦労さん」と合わせて、らしいので、そっちはまた別の機会に。2019/02/20




