内容説明
太宰の友人の一人として、同じ時代を生きたものとして、さらに同じくした郷里に住むものとして、わが見し人を描いた太宰論の古典。弘文堂(一九六二年初版)、サイマル出版会(一九七一、一九九〇年)を経て、新たに校定した確定版。
目次
1章 その死―もう一つの世界(太宰死す;その波紋 ほか)
2章 その故郷―津軽の風土(太宰と津軽;津軽の史的背景 ほか)
3章 その人―苦悩の旗手(津軽気質;太宰の性格 ほか)
4章 その文学―義の哀しみ(難破した水夫;他者のため ほか)
5章 その回想―遠き面影(青森中学時代;東京大学時代 ほか)
著者等紹介
小野正文[オノマサフミ]
1913年青森県に生まれる。38年東京大学法学部を卒業。青森県立図書館長、県立弘前南高等学校長、青森中央短期大学教授、青森中央短期大学学長などを歴任。長年に亘る太宰治研究を評価され、2005年弘前大学から名誉博士号が授与された。太宰治の同郷同学の友人として知られ、幅広い文学社会評論活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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