近江商人と三方よし―現代ビジネスに生きる知恵

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  • サイズ B6判/ページ数 319p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784896392425
  • NDC分類 672.1
  • Cコード C0034

内容説明

CSRの日本的源流。売り手よし・買い手よし・世間よし―。日本全国、そして海外をも見すえ、異郷の地で一から信頼を築き上げてきた近江商人たち。時を超えて生き続ける「商いの極意」を説く。

目次

第1章 CSRの源流としての三方よし
第2章 商いの手法
第3章 市場開拓と海外発展
第4章 幕末開港の波紋
第5章 人材を育てる
第6章 品格を磨く
第7章 家業承継への願い
第8章 語り継ぐ人となり
第9章 陰徳を積む社会貢献

著者等紹介

末永國紀[スエナガクニトシ]
昭和18年(1943)福岡県生まれ。佐賀県出身。同志社大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士。京都産業大学経済学部教授、同志社大学経済学部教授等を経て、同志社大学名誉教授、一般財団法人近江商人郷土館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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奈良漬

2
慎ましく、私欲に囚われずに勤勉に過ごした近江商人たちの歴史の長さと様々なビジネス(商社、呉服、保険など…)への関わりは読んでいて楽しかった。昔の商人たちは学問など必要ない、と考えていたそうだが、真の近江商人(井伊直弼)などは苦境にも屈せず、文化や学問に励んだことが窺えた。 堅実で相手のことを考えた商いをしたい。2021/04/04

Yoshi

1
売り手よし、買い手よし、世間よしの三方よしの中で、なぜ「売り手よし」が一番先に挙げられているのか。単に売り手が利益を上げ、たくさんの納税をすればよい、ということだけではない。そのためには、先ずは現場で働く従業員の満足、自発的な創意工夫や努力を重ねて成長していくことで、顧客満足の実現や信頼関係の構築が出来る。また、そのように働くことで仕事の喜びや充実感を通して、社会的意義に目覚めていく…。改めて今の仕事でのお客様との関わり、また自分自身のプレゼンスへの問いかけをする良いきっかけになりました。2015/01/31

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