目次
靖国神社問題の始まり
政教分離と公式参拝の復活
「A級戦犯」の合祀問題
靖国問題は国内問題
ナチス親衛隊の墓に参詣するアメリカ大統領に対する批判
東京裁判の問題点―国際法と歴史認識
靖国神社における合祀の手続き
「戦犯」合祀の経緯
講和条約発効後も釈放されなかった「戦犯」
当時の国民の「戦犯」に対する思い
「戦犯」に対する慰問活動
合祀経緯と歴史認識
大平首相の参拝と「A級戦犯」合祀問題の発端
中国にいよる靖国参拝批判の矛盾
はたして「A級戦犯」分祀だけで済むのか
全国戦没者追悼式の対象は「戦犯」も含む
中国政治家による文化干渉
世界各国の要人が参拝する靖国神社
論拠が破綻している中国の主張
事実を踏まえた議論の必要
著者等紹介
大原康男[オオハラヤスオ]
昭和17年(1942)、滋賀県生まれ。40年、京都大学法学部卒業。日清紡績株式会社勤務を経て、53年、國學院大學大学院博士課程(神道学専攻)修了。同大学日本文化研究所入所。同研究所教授を経て、平成14年、國學院大學神道文化学部教授。博士(神道学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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SK
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279*「私的参拝」を言い出した三木首相や、「公式参拝」ではなかった中曽根首相には否定的。「公式参拝」を復活させた小泉首相を評価している。また、「靖国問題は国内問題」として、中国・韓国を批判。「東京裁判史観は米国の史観であり、将来国際的な舞台で東京裁判史観の不当性を訴えるれば、米国とぶつかる」などと主張。世界各国の要人が靖国神社を参拝している、とする。2016/10/27
はじめ
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お借りした本。靖国神社で購入されたとのことで、事実のみを淡々と書いている本なのかと思いきや、歴代首相の参拝についての賛否とか、中国や韓国への日本の対応についての批判とか、なかなか強い論調の本だった。合祀の何がいけないんだろう?と疑問に思っていたので、とても勉強になった。2022/04/19