内容説明
“二宮尊徳の実践哲学がなぜ現代に求められるのか”―それには理由がある。尊徳の哲学とは、物や人に備わる、良さ・取り柄・持ち味・可能性を伸ばして、世のため人のために役立てることである。
目次
二宮尊徳の生涯と業績
尊徳の村おこしの事業
二宮哲学の精華“報徳訓”
報徳の実践“勤・倹・譲”
勤・倹・譲への心田開発
さまざまな実地の指導・教育
仕法を完遂することのむずかしさ
報徳による治国の要道
弟子の活躍による相馬の仕法
封建的武士階級との苦闘
自助と互助の共同体づくり
天地と共に行くべし
尊徳の円相図を判読する
報徳における道徳と経済
報徳の思想を現代に活かす
著者等紹介
大貫章[オオヌキアキラ]
1958(昭和33)年、東京大学文学部卒。同年TBS入社、報道局勤務。その後、坂本藤良経営研究室、産業能率大学経営管理研究所を経て、1968(昭和43)年以降、産業教育トレーナーとしてリーダーシップ訓練、問題解決訓練などに従事、その間、二宮尊徳の生涯や業績・思想などの研究に取り組む。2001年報徳博物館評議員に就任。「二宮尊徳の業績と思想」「報徳仕法の理論と実践」「今も生きる報徳の教え」などのテーマで執筆や講演に活躍。国際二宮尊徳思想学会会員。産業能率大学委嘱講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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