内容説明
なんにもないのにいごこちがいい富山の謎。
目次
なんにもないのにいごこちがいい富山の謎―石川の下請け感だが、意外に強力!?
第1章 我慢と辛抱の連続だった富山県の歴史
第2章 富山県民ってどんなヒト?
第3章 巨大だけどコンパクトな富山市の実態
第4章 呉東の新川エリアは勝ち組、負け組クッキリ!
第5章 問題だらけの呉西は高岡じゃまとめ切れない!?
第6章 富山県ならではの強みで歴史の呪縛を解き放て!
著者等紹介
岡島慎二[オカジマシンジ]
1968年生まれ。ギャンブル系から学術系まで何でもこなす雑食系ライター兼編集者
土屋コージン[ツチヤコージン]
1969年生まれ。編集者、ライター。長野県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジンベエ親分
24
140ページほどのムック形式の本としては1,300円と高額で購入をためらっていたが、立ち読みするとやたら面白かったので購入。じっくり読むとページあたりの文章量、情報量が多く非常に濃い内容。しかも情報の整理や分析が鋭く、唸る記述も多く見られ、非常に中身が濃い良本だった。特に平成の大合併や新幹線の新駅誘致等に関する記述は痛烈で、しかもユーモアに富んでいて非常に優れた批評と感じる。各都道府県や東京23区、政令指定都市等、74冊が刊行されているので、他の地域の本も読んでみたい。皆さんもご自分の地域のをぜひww2017/05/29
Akihiro Nishio
18
他の本も読んでみたが、結局このシリーズが一番優れている。市町における中心的な産業や企業についてレポートしし、イオンやアウトレットの出現や、高速道路の延伸で人の流れがどう変化したか、またそれにより近隣の住民の意識がどう変化したかなどにも触れられている。また、他の県のシリーズでも定番の合併に纏わるゴタゴタについての解説も、それぞれの市町の歴史やプライドを理解するのに役に立つ。本書で感じたのは、高岡はプライドが邪魔して合併時に下手を打ったなということ。これから黒部が伸びそう。今後も出張前には本シリーズを読む。2017/07/26