感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツキノ
10
積読本-4 アフリカにいる象のほんとうの話。かんばつが来ると象はどうするのか。代々伝わる知恵はまさに英知。ヒトがやっていることはいったいなんなのだろう、これでいいのだろうか、と突き付けられる。素朴なタッチの絵もいい。2016/01/22
ワタナベ読書愛
0
2001年刊行。映画「地球交響曲 第1番」のﾀﾞﾌﾆｰ氏の話をもとに書かれた童話。監督の龍村仁氏のコメントもあり。旱魃時に象たちがとった行動。野生生物の知恵、地球の命の循環、世代を超えて繋がっていく愛情や叡智を感じて大感動。象は森をつくるという意味が分かると、命や自然、環境などに対してとるべき人間の行動が分かってくるだろう。このようにして、人間も多くの先達に守られ、導かれ、子孫たちは確実に素晴らしい叡智を受け継いでいるのであれば、世界はもっとよくなる。自分も大きな命の一部で生かされているとわかる一冊。2022/03/28
