ゾマホンも知らないゾマホンの国―ベナン共和国イフェ日本語学校の今

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  • サイズ B6判/ページ数 283p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784896341645
  • NDC分類 302.444
  • Cコード C0093

内容説明

この本は、ベナンの「たけし日本語学校」で、1年間日本語を教えて下さった小国先生が、一所懸命、ベナンのことを日本人の目で見たり聞いたりして紀行文にしました。そして、ゾマホンがゾマホンの意見を載せています。

目次

アフリカの闇鍋?―「大事な人、立派な人がやってきた、ですよ」
飯屋で死んで、フォンフォロロン―「食べ物というのはね、習慣の問題です」
民謡とラップのあいだ―「どうすればベナン国民に役立てるかなと思うですよ」
東洋からの白人―「日本は外交的に中国より遅れているですね」
「椰子の木クリニックでリゾート?」―「日本人は偉い。日本人は人間としてやっているですよ」
路上で寝るのが一番?―「ベナンはね、東京ほど蒸し暑いわけではない」
ブードゥーが部屋にいる―「欧米の目ではなく、自分の目でアフリカを見る。必要ですね」
商売には頭を使え―「どうすれば経済大国日本の投資が役立てるか」
となりの長屋の子供達―「ベナンではね、ちゃんと叱るですよ」
涙の床屋、ところ変われば…―「子供達、家の手伝いしなければならないですね」
ゾマホンの故郷に王国があった―「ベナンの歴史は山、聖なるところにあるですよ」
ブラック・アメリカンのふるさと―「問題はだれが歴史を変えたか」
ある日の「たけし日本語学校」―「日本の外交官はいつか気がつくですよ」
ベーゴマとケンパタは生きている―「日本のODAは人的教育与えたらもっと立派になる」
留年も当たりまえ、小学生はつらいよ―「フランス人より立派なフランス人になるですよ」
星に願いを、ベナンの七夕―「やっと、ベナンに興味を持たせるようになった」
よけいなお世話がベナンを創る?―「みんな一生懸命ですよ」
国語ってなんだ?―「21世紀の闘いはアイデンティティーを守る、必要」
ニッポンに学べ?ベナンの歴史教科書―「日本人は欧米人と同じ間違いをしてはいけません」
103歳、長老との対話―「どうすればベナンと日本のいい文化交流できるか」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

中本 雄大

1
 内容はゾマホンさんが作った日本語学校にて日本語教師をしていた小国さんのエッセイ。構成は、小国さんのエッセイに対して各章ごとにゾマホンさんの感想、ベナンのまめ知識が書かれている。  正直、小国さんの文に読みづらさを感じることもあったが、まだ行ったことのないベナンという国の空気が伝わってくる文だった。また、嫌になりそうな文化・風習にたいしても温かい眼差しを向けており、小国さんの人柄の良さが伝わってくる。  一方で、ハチャメチャな日本語のゾマホンさんの文はベナン人、日本人、西洋人に対しても批判的。この辛辣

ATSUSHI

0
ベナンについて知りたかったので、生活風景や食事事情、独立日などを知れて良かったです。2016/04/29

Seita

0
早期退職して日本語教師になった小国さんの文章がメイン。次のベナンの夜の雰囲気がたまらなく好き。「露店の女性の子供だろうか、小さな女の子が2人、肌の色がちがう人間に好奇心をもって近づいてくる。手を出して握手。日本から持ってきたうちわをひらひらさせて、おいでおいでをすると、近づいてはキャキャキャと逃げて遊んでいる。/ベナンは夕方の方が人手が多いんじゃないかと感じるほど、暗くなってからの人の往来が多い。この住宅街の路地もそうだが、賑やかな街中でも夕方からたくさんの露店が、雨後の竹の子のようにわいて出てくる。」2018/04/18

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