短編小説をひらく喜び

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  • サイズ 46判/ページ数 216p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784896293562
  • NDC分類 902.3
  • Cコード C0095

内容説明

少年のころから本のとりことなった著者は、とりわけさまざまな人生の匂いや景色、断面を鮮烈にえがく短編小説の世界にたっぷりと魅せられてきた。志賀直哉、石川淳、牧野信一、藤枝静男、阿部昭、シャルル=ルイ・フィリップ、チャールズ・ブコウスキー、レイモンド・カーヴァーほか…三十二作家三十五作品、短編小説をひらく喜びをあますところなく語る。

目次

中・高生の人たちに(本は読まなければいけない―コナン・ドイル「シャーロック・ホームズの冒険」;想像はすべてを超える!―レイ・ブラッドベリ「使者」 ほか)
虚構の中の真実(嘘がすべて許される物語―江戸川乱歩「押絵と旅する男」;幻想的なものまでリアル―内田百〓「盡頭子」 ほか)
アメリカにもある私小説(リアリティーはここにある―バーナード・マラマッド「借金」;思い描く未来を―ウイリアム・サローヤン「兄の頭の中にある考え」 ほか)
とっておきの短編小説(気分を一変させる出来事―芥川龍之介「蜜柑」;単なる描写を超えた文章―志賀直哉「剃刀」 ほか)
すばらしきかな短編小説(切ない、切ない、恋―牧野信一「繰舟で往く家」;涙がでる場面―山川方夫「煙突」 ほか)

著者等紹介

金井雄二[カナイユウジ]
1959年神奈川県相模原市生まれ。図書館司書として座間市立図書館に勤め、2019年春、同館長として定年を迎える。24歳から詩を書きはじめ、1993年に第一詩集『動きはじめた小さな窓から』を刊行。同詩集は第8回福田正夫賞を受賞した。おもな詩集に『外野席』(第30回横浜詩人会賞)、『今、ぼくが死んだら』(第12回丸山豊記念現代詩賞)、『朝起きてぼくは』(第23回丸山薫賞)ほか。1989年から個人詩誌「独合点」を発行し、現在にいたる。日本現代詩人会、横浜詩人会所属、日本現代詩人会では副理事長を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たびねこ

10
阿部昭からブコウスキーまで、詩人である著者の偏愛する35の短編小説を取り上げている。阿部昭の作品に出合って短編小説に目覚め、「詩も小説もすべて基本は生活」「ぼくは大江健三郎はわからない」と著者の文学観も織りこむ。埋もれている短編を見いだすには最適の書。2019/02/24

ぱせり

7
『短編小説をひらく喜び』というタイトルがいいなあ。読む、ではなく、ひらく。新しい本のとびらをそっとめくる、新しい出会いを期待するどきどきが、伝わってくる「ひらく」という言葉。この本は、宝(これから読んでみたい短編小説や、短編集)のありかを記した地図でもあるけれども、それ以上の宝は、著者の短編小説への思いだ。2019/06/02

qoop

5
短編、特に私小説に傾倒する著者による読書エッセイ。短編に関してはおそらく著者とは嗜好が近いのではないかと感じる(フィリップ「朝のコント」を読み返したくなったしハンフ「チャリング・クロス街84番地は増補版を読んだばかり」)が、紹介作に未読が多く参考になった。〈港の人〉は装丁が凝っていて好印象だが、本書もその例に漏れず。題字は紺色だろうか。良い。2021/05/14

私的古本レヴュウ

5
書き手の気持ちって読者に伝わるんだな。本書で紹介されている短編小説も素敵なのだろうが、多用される感嘆符!疑問符?と共に金井さんの詩・小説に対する思いが響いてきて、こちらまでワクワクしてくる。僕も人をワクワクさせる文章を書いてみたい。2020/02/04

relaxopenenjoy

4
図書館で見つけて。著者は、図書館長、詩作家。阿部昭の”短編小説礼讃”では、各国から取り上げるも特に仏の作家が多く感じたが、本書では日米の作家が多い印象。「すばらしきかな短編小説」の章は、熱かった。戦前戦後頃の珠玉の作家たちについて紹介あり。平易な言葉なのに、ぐっと迫ってきて、紹介されている作品や作家を読みたくなる。当方知らなかった作家も多い。 メモ 阿部昭、尾崎一雄、牧野信一、山川方夫、長谷川四郎、三浦徹郎、藤枝静男、小川国夫、永井龍男、シャルル=ルイ・フィリップetc. 2022/04/12

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