目次
私の絵のために
ある春の記録。ヴェランダの「牧野めじろ園」の開園から閉園の頃。二〇一一年
古家と長屋アトリエ
美術館での模写
ウエハース
「黒ダイヤと労働歌」について
アオスジアゲハ
たまねぎ絵の具
ある日
ある日のメモ書き〔ほか〕
著者等紹介
牧野伊三夫[マキノイサオ]
1964年北九州市生まれ。画家。1987年多摩美術大学卒業後、広告制作会社サン・アドに就職。1992年、退社後、画家としての活動を始める。1999年、美術同人誌『四月と十月』を創刊。2011年、港の人と共同で「四月と十月文庫」を創刊。第2回アトリエヌーボーコンペ日比野賞。2012、2013年東京ADC賞。『雲のうえ』(北九州市)、『飛騨』(飛騨産業)編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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qoop
6
画家である著者のエッセイ。個性を追求する創作の苦悩を気取らず書いているのが面白い。本書後半の、アイディアを発見し、模索し、実戦し、納得するまでの過程は興味深く、それを踏まえて前半の日常描写を読み返すと色合いが変わって感じられる。まさしく構成の妙。芸術家の悩みとそこからの脱却して読むと他人事と感じられる層も多い内容だが、青年期の迷いとその後の安定を書いたものとして読めばより幅広い共感を得るだろう。著者の意に沿うかどうか分からないが。2019/11/07
アラム
6
【第7弾】本の雑誌 おまかせセットに同梱されていた一冊。画家牧野伊三夫のエッセイ?であり、こういう機会でないとまず自分では買わない。挿入されている氏のスケッチ等の良さは、私が素人すぎてよくわからないが、ゆっくりとした時間を感じられるのは良いことだ。音楽の生演奏と同時に描く、音を絵にするあるいは絵を音にする話はなかなか大変そうだが面白いと思う。2019/06/23
kentaro mori
4
⚫️どこだかで、どっかとあぐらでもかいているような、のんびりとしていて、しっかりと地に足のついた、それでいて、なんでもないふうな絵を描きたい。あるがままのことがらを、なんのてらいもなく表現して深く、そしていつまでもあふれでている泉のような魅力。自作を見てそう感じたい。2019/06/24
ぶらしゅうへい
0
今は亡きクウネルを読んでいて、この人素敵な感性してると思い手にした。地球の裏側とでんえんの話が印象に残っている2017/12/11
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