法廷通訳人―裁判所で日本語と韓国語のあいだを行き来する

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  • サイズ B6判/ページ数 245p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784896293067
  • NDC分類 327.6
  • Cコード C0036

内容説明

在日韓国人二世の著者は、二十数年にわたって韓国語の法廷通訳を務めてきた。被告人が話す言葉(韓国語)を、また裁判官、弁護人などの言葉(日本語)を通訳する。人が裁かれる法廷の場で、人生を左右する言葉をやりとりし、時には人間の苦い闇がえぐり出され、時には人生のきしむ悲痛な音を聞く。法廷通訳の難しさ、裁判員裁判への移行、そして日韓の言語と文化の違いから生じるさまざまな出来事を描く、法廷通訳人が見た法廷ドキュメント。

目次

法廷通訳という仕事(法廷通訳人になる)
そこに立たされる人生(わたし、通訳いりません;だれがそれを、きめたんだ;アナタ、モウ、イイ;父と子の母語;もどかしさの衣;五〇二号法廷にて;クロッスムニダ)
日本語と韓国語のあいだを行き来する(判決重うなったんは、あんたのせいや;名前を何といいますか;ハスリします;うごくなまえたち;ルビのかけひき;揺れるポニーテール;バーの向こう)
裁判員裁判の法廷にて(初めての裁判員裁判;ありがとう(エピローグ))

著者等紹介

丁海玉[チョンヘオク]
1960年神奈川県川崎市生まれ。在日韓国人二世。幼少期を北海道旭川市で過ごす。1984年ソウル大学校人文大学国史学科卒業。1992年大阪高等裁判所通訳人候補者名簿登録。大阪、広島、名古屋、高松各高等裁判所管内にて法廷通訳研修講師(韓国語)を務める。2002年に発表した「違和感への誘い―法廷通訳の現場から」(『樹林』四四八号)は、第二二回大阪文学学校賞(エッセイ・評論・ノンフィクション部門)を受賞。詩誌『space』同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむら

34
海外ミステリーのタイトルのようですが、これは実際に日本の裁判で韓国語の通訳をされてる方のエッセイ。興味わくお仕事だと思って読んでみたら実に興味深いですよ。こういう仕事の人を主人公にして小説や映画の面白いのが出来そう!(あるのかもう?)2016/04/01

あずき

7
法廷で韓国人の通訳をしている丁さんの法廷での日々。法廷と言う非日常の場に萎縮する被告人の言葉を、ありのままに誠実に伝えていく。言葉は生きていると思う時が、これほど難しく感じる場所はないかもしれない。一つの単語の意味ですら、重い意味を持つかもしれない。法廷での場面が綴られてるものの、事件そのものを綴っているのではなく、あくまで通訳としての立場を貫いた姿勢に、丁さんの真面目な仕事ぶりが浮かびます。言葉の持つ力は、エッセイでありながらもまるで詩のようで、法廷の中を漂う気配を感じる様でした。2016/04/30

qoop

5
韓国語の通訳として裁判に臨席する著者。ニュアンスひとつで被告や証言者の意図を伝え損ね、判決を左右する事態になりかねないという重圧の中、責務を果たそうと人知れず苦闘する姿が活写されている。在日二世という自身の立ち位置と向き合う様子も生々しく、引き付けられた。表紙は縫い合わせて包み込むパッチワークの韓国の風呂敷、ポジャギだろうか。異なるものをつないで一枚の布とし、新たな用途に供させるというのは示唆に富むモチーフだな、と。2021/04/22

かづ

3
ゼミ発表の参考にしようと思って読んだ。思っていたよりも法廷通訳人の基準がゆるくて(資格とかがなくて)びっくりした。人権に関わりかねないんだからもうちょっと多く知られてもいいと思うんだけどなあ、とも思った。もうちょっと詳しく知りたい。2017/10/20

T.Mizutani

1
ある言語を日本語に置き換える過程では、必ずといっていいほど原文にあるニュアンスが抜け落ちる。少なくとも読者が日本語で読んで違和感を覚えないようにするべきだ。エンタメやマーケティング分野に携わる翻訳者であれば賛同していただけると思う。 ところが法廷通訳は、法廷内で発せられた言葉はすべて、できる限り直訳で翻訳しなければならない。しかし、本当にそんなことが可能なのか。たった今自分が翻訳した言葉が絶対に正しいと自信をもって言い切れる翻訳者はいるか。本書には、法廷通訳である筆者のそのような葛藤がつづられている。2024/03/17

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