目次
謙虚に仕上げること
暈かし
完成っていつ?
戻れない覚悟
黄色の服
キャラクター
文庫本
表紙とは?
祖母の絵
スシ職人、タッチー〔ほか〕
著者等紹介
有山達也[アリヤマタツヤ]
1966年埼玉県生まれ。小学校時代の3年間を、母方の祖母の実家・佐賀県で過ごす。東京藝術大学美術学部グラフィックデザイン科卒。中垣デザイン事務所に勤務ののち、1993年にアリヤマデザインストアを設立。エディトリアルを中心としたグラフィックデザイン、アートディレクションを行う。2004年に、『100の指令』(日比野克彦著/朝日出版社)で第35回講談社出版文化賞ブックデザイン賞を受賞。2009年より、グラフィックデザイナー中垣信夫が主宰する「MeMe(ミーム)Design School」で講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コットン
68
アートディレクターの仕事術としての本として読め、着想から完成するまでの仕事との関わり方が書かれている。例えば:なんどもやり直してもらった若手のイラストレーターにその人の納得した絵を大量に送ってもらい、最終的にオーケーとなった絵とは別の(多分、イラストレーター本人は絶対選ばないだろう)完成度は低いがフレッシュな作品を採用したところなど面白い。2019/01/06
qoop
5
表紙や挿絵にどんな絵を選び、どう配するか。グラフィックデザイナーである著者の仕事ぶりを伝える本書は、迷いや悩みを隠さず、飾らず、発想する過程をそのまま伝えるような質朴な臨場感がある。本の内容を飾るデザインを飾らず伝えるかのようで、その対比が面白い。中でも画業とデザインの差異をはっきり分ける境界を教えてくれる〈完成っていつ?〉〈アクション派〉などが興味深かった。2019/10/30
K
1
読む前は、専門用語ばかり羅列されてるのかなと思っていたけれど、読みやすかった。もの造りはいいなあとあらためて実感!2011/12/27
ちり
0
創刊時から関わっていたクウネルの話も出てくる。クウネルくん誕生の過程(しゅっと細い最初のデザインも載ってる)2016/02/28
nako*beary
0
人物の魅力を感じた。2014/12/30