事実認定の考え方と実務

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  • サイズ A5判/ページ数 258p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784896284430
  • NDC分類 327.2
  • Cコード C2032

内容説明

裁判官はいかなる心証形成をなし、認定・判断に至るのかを解明!事実に関する争点を要件事実論により分析しつつ、訴訟構造の中に位置づけて解説し、立証活動のあり方を明示!民事裁判にかかわる弁護士、司法書士、裁判官はもとより、法科大学院生の判決文読み解きのテキストとして最適。

目次

第1章 事実認定の前提を成す原理(「事実認定」とは;「事実の確定」と「事実の認定」 ほか)
第2章 直接証拠による事実認定(文書(契約書)による事実認定
供述(証人の証言、当事者の供述)による事実認定)
第3章 間接証拠による事実認定(間接証拠による事実認定の構造;いわゆる間接反証の成否 ほか)
第4章 事実認定と要件事実論(事実認定上の争点の設定;争点設定(争点形成)の誤りと事実認定(証拠評価)の誤り ほか)
第5章 事実認定と判決書における表現方法(認定と判断、認定と確定;判決理由中の記載順序 ほか)

著者等紹介

田中豊[タナカユタカ]
1973年東京大学法学部卒業、1977年ハーバード大学ロー・スクール修士課程修了(LL.M.)、1975年裁判官任官、東京地方裁判所判事、司法研修所教官(民事裁判担当)、最高裁判所調査官(民事事件担当)等を経て1996年弁護士登録。現在、慶應義塾大学法科大学院教授・弁護士(東京弁護士会)、司法試験考査委員(民事訴訟法1988年~1989年/民法1990年)、新司法試験考査委員(2006年11月~2007年10月)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAKY

4
第1章と第5章は高度。よくわからず飛ばし読み。2〜4章は、司法研修所の事実認定手法とマッチしており修習生でも理解可能。修習の副読本として読んで損なし。2019/08/03

1
事実認定は科学ですな2015/04/09

misuke

0
民事破棄判決の実情は参考になる。要件事実整理から事実認定上の争点を細密化していく過程が具体的。2016/08/03

memoria0808

0
第5章については新規の知識(とは言っても白表紙に書いてはあるが)であったが、その他は修習で習うレベルの話。ただ、具体的になぜ事実認定を過ったのかという観点から裁判例を分析しており、その意味では陥りがちなミスに気づくことは可能と思う。修習前に読んでおくと良かったかなあ。2019/09/19

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