内容説明
名古屋弁護士会民暴委員会のメンバーを中心にして、暴力団等による民暴事件の実例をもとに、闘いの記録とともに被害救済の具体策や教訓を明示する関係者必読の書。マフィア化する暴力団の現状を明らかにし、現下の民暴対策の問題点、将来への立法論・制度論を鋭く提言。
目次
第1章 暴力団事件と闘いの記録(いま振り返る「一力一家追放訴訟」―人格権法理形成の端緒;温泉旅館H荘街宣事件―街宣車による業務妨害と暴行傷害;S病院乗っ取り事件―実力阻止で撃退 ほか)
第2章 暴力団対策の羅針盤(被害の救済から被害の予防へ―民暴対策弁護士の原動力は何か;これからの民暴対策(マフィア化対策)―組織犯罪対策法の立法の背景と弁護士の役割
フロント企業の現状と対策 ほか)
第3章 村橋泰志先生エピローグ(Kマンション事件にみる人間・村橋泰志の素顔―右翼団体のマンション追い出しの闘いから;激動の時代に生まれて;村橋泰志の弁護士冥利)