内容説明
UNIXをインストールしてみたけれど、数あるコマンドやツールをどう活用すればいいかわからない…という方は意外と多いのではないでしょうか。そこで本書では、UNIXを始めるときにこれだけは覚えておきたい!という基本コマンド―メール送受信、ファイル操作・編集、圧縮・解凍、スクリプト…etc―を網羅。そのなかでも重要なコマンドは、ひとつひとつ手順を追ってわかりやすく解説しています。また、ファイル操作が必要なコマンド用に、インターネット上にサンプルファイルを用意しているので、無理なく学習を進められるようになっています。本書でじっくりと基本を学べば、これまで「やりたい」けれどできなかったことも、必ずや「できる」ようになるでしょう。
目次
第1章 UNIXの基本操作とメール
第2章 X/プロセス/システム
第3章 ファイルシステム
第4章 標準入出力/パイプ/フィルタ
第5章 ファイル編集/版数管理/印刷
第6章 スクリプト
第7章 ファイル検索/ソート/比較
第8章 アーカイブ/圧縮/エンコード
第9章 グラフ作成/作図
第10章 文書作成
第11章 プレゼンテーション
著者等紹介
中島康彦[ナカシマヤスヒコ]
昭和38年1月10日生。高校時代に、ネオン管の電子卓上計算機を使ったプログラミングに興味を持つ。このころ8bitCPUを使ったマイコンが出回り始める、昭和55年に香川県立高松高等学校を卒業。進学と同時にPC-8801(8bitで4MHz)を購入、電子部品を買ってきてはハード/ソフトを自作していた。このころCP/M(8bit)を経てMS-DOS(16bit)が流行る。4回生になって研究室配属となり、そこで初めてUNIX(VAX11/750)に触れる。昭和61年に京都大学工学部情報工学科卒業。大学院時代にはMC68020を使ったUNIXマシンが出回り始める。主にHP9000/350C(32bitで25MHz)を使っていた。昭和63年に京都大学大学院工学研究科修士課程情報工学専攻を修了し、富士通株式会社に入る。会社では、スーパーコンピュータVPPシリーズやグローバルサーバGSシリーズの開発に携わり、SUN(32bitで10~300MHz)を主とする開発環境の構築、UNIX開発からCMOSトランジスタレベル設計に至る研究開発を行なった。平成10年京都大学博士(工学)。その後、京都大学総合情報メディアセンター助手を経て、現在は同大学大学院経済学研究科助教授。現在運用中の研究サーバは、Free BSD3.2を搭載したパソコン(32bitで700MHz)である
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