内容説明
写真家として生きていこうとする限り、避けて通ることのできないアポリアに、『撮る人へ』の鬼才が捨て身で斬り込んだ。“絶対確信”を信じる人のための“歓喜”と“恐怖”の写真家バイブル。
目次
第1章 作品と呼ばれる写真とは(作家志望症候群;あなたは何を見られているのか ほか)
第2章 作家であるためには(あなたは自分を誤解していないか;世に出るとはどういうことなのか ほか)
第3章 写真の売買ってなんだろう(今どき江戸の「御触書」!?;美術オークションと小豆相場は違う ほか)
第4章 写真家であり続けるために(写真家であるために何が必要なのか;自分自身をアップデイトし続ける ほか)
著者等紹介
安友志乃[ヤストモシノ]
1959年生まれ。1987年より、画家や写真家などのマネージメントを開始する。以降、レクチャーやシンポジウムを開催。1996年より東京・北青山に「ホカリファインアート」を開設、現在に至る
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感想・レビュー
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tom
18
なんともまあ過激な「写真家」を名乗ろうとする人たちへのメッセージ。でも、1000枚撮って、2~3枚、良いと思える写真が現れれば幸せという私には、何の縁もない内容の本。この著者は、少し前に読んだ幡野広志の「うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真」で紹介されていた。彼はこの著者の「撮る人へ」を絶賛しているのだけど、この本はどこにも見当たらない。こうなると、なおさら読みたくて仕方ない。ないものねだりをしている私の現状(笑)。2024/02/07
qoop
0
克己心と創造性を兼ね備えた写真家に書かれたアジテーションの書。痛烈な筆法で自己と他者に斬りつけるが、その厳しさは愛情に裏打ちされている。魅力に満ちた一冊。2009/11/03
Mac Bune
0
なんと、まあ!2019/06/19