内容説明
新元号「令和」によって万葉の精神と日本の美しい自然、日本の本来の国柄が甦った。今こそ『古事記』『日本書紀』の神話の世界に立ち返り、古代から続く我が国本来の古典・文化・思想・国家の歴史、ならびに日本人の心と精神の歴史を学ぶよい機会である。本書はそのためのよき指針となろう。
目次
第1章 新元号は「令和」
第2章 平成の元号:考案者は安岡正篤先生
第3章 終戦詔書に込められた安岡正篤先生の天皇像
第4章 安岡正篤先生の大東亜戦争史観と国家論・天皇論
第5章 『日本精神の研究』:安岡正篤先生の天皇論心読の書(1)
第6章 『日本精神通義』安岡正篤先生の天皇論必読の書(2)
終章 『東洋政治哲学』と『東洋倫理概論』の天皇論
著者等紹介
水野隆徳[ミズノタカノリ]
1940年、静岡県の臨済宗妙心寺派の寺に生まれる。東京大学卒業後、富士銀行入行。調査部ニューヨーク駐在シニアエコノミストを経て独立。金融財政事情研究会ニューヨーク事務所所長、富士常葉大学学長、奈良学園理事等を歴任、現在(公益財団法人)郷学研修所・安岡正篤記念館理事。禅と安岡教学に基づいて人道・政道・経営道を説く「水野塾」を主宰。1986年、白隠禅師ゆかりの松蔭寺の中島玄奘老師に弟子入り、2000年、赤根祥道師に学び、2001年より臨済宗向嶽寺派官長・宮本大峰老大師に参禅、現在向嶽寺塔頭の真忠軒にて座禅・作務・読書の生活(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。