出版社内容情報
「女神」は、郭沫若の日本留学中の作品をまとめた処女詩集で、中国近代詩を確立した文学史上の重要な作品集。
その初めての全訳。
郭 沫若[カク マツジャク]
著・文・その他
藤田 梨那[フジタ リナ]
翻訳
内容説明
学者・政治家として近代中国に大きな足跡を残した郭沫若。「女神」は彼の日本留学中の作品を主にまとめた処女詩集で、中国近代詩を確立させた画期的業績である。情熱に溢れた諸篇は、中国で出版後ただちに青年達の心を魅了し、爆発的な人気を博した。本書は待望の日本初の全訳書。
目次
第1輯(女神の再生;湘累;棠棣の花)
第2輯(鳳凰涅槃の什;汎神論者の什;太陽礼讃の什)
第3輯(愛の神の什;春蚕の什;帰国吟)
著者等紹介
郭沫若[カクマツジャク]
1892年~1978年。中国の文学者、歴史家、政治家。本名は郭開貞。四川省楽山の人。1914年に日本留学、1923年に九州帝国大学医学部卒業。留学中に郁達夫らと文学結社創造社を結成。帰国後北伐に参加。国共分裂後、日本に亡命。千葉県市川市に住み、古代史研究に没頭。1937年、蘆溝橋事件後帰国し、抗日戦争に参加。中華人民共和国成立後副総理、科学院院長などとなり、内外ともに活躍した
藤田梨那[フジタリナ]
二松学舎大学大学院博士課程修了。文学博士。国士舘大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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