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出版社内容情報
言志四録の174条を大きな文字で筆写し、これに現代訳・参照文を付した素読用テキストとして最適の書。
佐藤 一斎[サトウ イッサイ]
著・文・その他
渡邉 五郎三郎[ワタナベ ゴロウサブロウ]
翻訳
世良田 嵩[セラダ タカシ]
編集
目次
1 言志録
2 言志後録
3 言志晩録
4 言志耋録
著者等紹介
佐藤一斎[サトウイッサイ]
安永元年(1772年)、美濃(岐阜)巖邑藩家老の子として生まれた。名前は坦、字は大道。幼少の頃より儒学に親しみ、林述斎、中井竹山、皆川淇園など高名な学者について学び、文化2年(1805年)三十四歳の時、林家の塾長に推され、文政9年(1826年)・五十五歳の時、巖邑藩の藩儒になる。天保の改革に当たり老中・水野忠邦により幕府の儒官に登用され、林述斎亡き後、昌平黌の責任者となり、学を講じた。官では朱子学、私塾では陽明学を講じ「陽朱陰王」と陰口をたたかれたが、朱子学と陽明学の精神の融合に努めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Y2K☮
44
吉田松陰や西郷隆盛、坂本竜馬、勝海舟らに影響を与えた幕末のバイブル。著者は江戸後期の儒学者・佐藤一斎。抄録だけど原文が併記されているので読む度に深く味わえそう。一見矛盾している様な言葉もあるが、経験に照らして考えれば問題無し。むしろ自然。神速を尊ぶ時もあれば急いては事を仕損じる場合もある。ナポレオンの直観や野村監督の打席みたいに予め準備はしつつ、現場では何物にも囚われずに柔軟に対応するのがベスト。それを可能にする心身を鍛え、見えない根っこを太くするのがこういう本。日々の中で実践して、芯の強い者になりたい。2017/03/21
Y2K☮
29
数年前に篠崎にある「読書のすすめ」で衝動買いした一冊。佐久間象山や吉田松陰、西郷隆盛、坂本龍馬らに影響を与えた名著の抄録。現代語訳こそ載っているが、解説めいたものはない。編者の意図だろう。解釈は各々の人生に沿った形で各々が己の頭を駆使すべしと。本来読書とはそういうもの。ショーペンハウエルが「読書について」で言及したような完全に受容的な行為に留めるのはもったいない。陽明学の根っこは「致良知」と「知行合一」。読んで考え、正しいと感じた何かをアウトプットし、日々の生活へ落とし込む。改めて読書メーターは有意義だ。2022/08/12
Kan
2
ありがたいお言葉ばかり 2020/03/12
みな3
1
原文→訳文、という構成。解説は付いてません。前々から言志四録には興味があったので読んでみましたが、とても良い内容ですね。恥を知るべきだ、といった内容から日本人向けに書かれているようにも思います。さすが幕末の風雲児達に愛読されただけはありますね!また、原文も習字で浄書されているので、味わい深く、素読にも適していると思います。2013/02/11
serori
0
82歳までの間に書かれた本の要約.人は80年生きてきてどのような事を考えるのかシミジミ感じながら読みました.不遇な状況に置かれたときに思い出して再読したい.2016/07/24
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