出版社内容情報
維新回天の原動力となった松門の二傑
その短い生涯に尊攘倒幕の志士として、全力を出し切って生きた高杉晋作と久坂玄瑞。
彼らがいかに学問し、苦悩し、藩のため、国のために行動したか。
両者の感慨を吐露した詩を多く紹介し、また、激動の時代背景にも十分に配慮して感銘深く描いた評伝。
林田 愼之助[ハヤシダ シンノスケ]
著・文・その他
亀田 一邦[カメダ カズクニ]
著・文・その他
内容説明
その短い生涯に尊攘倒幕の志士として、全力を出し切って生きた高杉晋作と久坂玄瑞。彼らがいかに学問し、苦悩し、藩のため、国のために行動したか。両者の感懐を吐露した詩を多く紹介し、また、激動の時代背景にも十分に配慮して感銘深く描いた評伝。
目次
高杉晋作(幼少年期;松下村塾入門と江戸遊学;関東北陸への遊学;読書と学問;文芸と詩風;上位から倒幕へ)
久坂玄瑞(十五才の孤影;松陰に入門;松陰刑死の波紋;尊攘論の展開;終焉―下関攘夷戦から禁門の変へ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫暗
2
前半が高杉晋作の、そして後半が久坂玄瑞の伝記になっています。高杉晋作の方はよくある幕末志士としての高杉というよりは詩人としての高杉に注目していて面白かったです。久坂についてはこれほど詳細に書かれているものはこの価格帯の資料では他にないと思います。二人とも年表もついていて、貴重なしりょうでした。2014/10/19
Go Extreme
1
快男児・高杉への大衆の支持は衰えず 松陰の意志を継ぎ、草奔崛起の実現に努たのは久坂 久坂の著述や詩歌にも見るべものが多い 二人は対称的な気質・亡き松陰の教えを守り身を捨てて国家・社会のために働いた点では見事に一致 高杉晋作: 幼少年期 松下村塾入門と江戸遊学 関東北陸への遊学 読書と学問 文芸と詩風 攘夷から倒幕へ 久坂玄瑞: 15才の孤影 松陰に入門 松陰刑死の波紋 尊攘論の展開 終焉ー下関攘夷戦から禁門の変へ2024/09/25
じゅんぞーん
0
高杉晋作の本はこれで3冊目。 時代が許せば詩人になりたかった高杉晋作の詩が多く掲載されている。死の間際に読む詩はなんとも切ない。 久坂玄瑞の章は未読2020/04/01