出版社内容情報
孟子歿後千数百年、儒教は逼息して老荘思想・仏教が栄えた。これらの思想を超えその非理を正そうと、宋明哲学が登場した。本書は当時の文芸絵画陶芸と関連させ新精神文化の形成過程の本質を詳説。
岡田 武彦[オカダタケヒコ]
著・文・その他
内容説明
宋明哲学の成立から発展に至る具体的な様相・思想の内容を、関連する当時の陶磁・書画の特質をも踏まえて詳述した朱子学・陽明学を学ぶ者の必読の書。
目次
第1章 宋明時代精神の概観
第2章 陶磁器の精神
第3章 宋明学の精神
第4章 経学における新古典主義と自由主義
第5章 宋明の実学
第6章 宋学の精神―唯理的思想
第7章 明学の精神―唯心的思想
第8章 反宋明学(復古学)の精神―唯気的思想
付録
著者等紹介
岡田武彦[オカダタケヒコ]
明治41年11月兵庫県姫路市に生まれる。昭和9年旧制姫路高等学校を経て九州帝国大学法文学部支那哲学史専攻(当時)卒業。昭和33年九州大学教授。昭和35年文学博士。昭和41年米国コロンビア大学客員教授。昭和47年九州大学定年退官・中華学術院栄誉哲士。九州大学名誉教授。平成16年10月福岡市の自宅にて逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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