出版社内容情報
中国西南地方の地誌である『華陽国志』の列女伝記を訳注・解説し、当時の女性達の生き方を描く。
下見 隆雄[シモミ タカオ]
著・文・その他
内容説明
注目の中国女性史資料。儒教の社会において、子を教導し、男性の存立を支え、家門を維持する上で、女性の果たした役割の大きさは測りしれないものがある。本書は、後漢から三国時代を背景にした中国西南地方の地誌である「華陽国志」中から、列女伝記を採り上げ、詳細な訳注・解説を加え、当時の女性達の生き方を具体的に描く。
目次
1 母教・母儀
2 貞節(再婚拒否の意志表示として身を傷つけ、または自殺する女性(未遂も含む)
再婚を明確に拒否した女性
生涯、寡を守り通した女性
貞操観念を堅持・表明して自殺する女性)
3 父と娘
4 賢妻・良妻
著者等紹介
下見隆雄[シモミタカオ]
広島大学名誉教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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