出版社内容情報
王陽明は、キリストや釈尊に匹敵するマイスターという著者が、満を持して放つ我が国初の本格的は王陽明の小説。王陽明に対する固定観念を払拭し、生けるが如く描かれた彼の全貌は、読者に深い感動を与える。
芝 豪[シバ ゴウ]
著・文・その他
内容説明
河井継之助ら幕末からわが国にも大いに影響を与えた真髄は晩年の生き方にあるのか!偉人・聖者の小説化に挑んだ著者渾身の一作。
著者等紹介
芝豪[シバゴウ]
1944年、北海道生まれ。金沢大学法文学部卒業ル『士魂の海』(海越出版社・学研M文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Stella
1
大塩平八郎や吉田松陰に影響を与えた陽明学のことは知っていても、陽明学の祖である王陽明が波乱に満ちた人生だったとは知らなかった。2014/12/04
BIN
1
儒将王陽明を描いた下巻。乱世ではないので、戦は少ない。寧王反乱を孟達を討った司馬懿ばりの判断で撃破するも、愚帝のおつきの奸臣共がその功績を奪おうとする姑息な奸計に翻弄される話は面白い(ここまでひどいのも珍しい)。門人が増えて、また師弟関係も非常に良くて素晴らしいのだが、如何せん難しい。あとがきにもあるようにそれを省いては意味がないのは理解する。まさに偉人の生涯でした。読んでよかった。2013/03/06