キリムへの旅トルコへの旅 (新版)

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  • サイズ A5判/ページ数 280p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784896180367
  • NDC分類 753.3
  • Cコード C0070

内容説明

羊の毛を紡ぎ、草木で染め、織りあげた敷物、キリム。気のとおくなるような手仕事に女たちはなにを託して、天幕を飾り、生活を彩ったのか。目もあやな色、謎めいた文様、たしかな手触り…キリムに魅入られ、トルコに通う。思いは、はるかかなた、遊牧民たちの心の深みを駆けめぐる。

目次

1 キリムとの出会い(イスタンブールからアナトリアへ;船乗りシンドバッドの世界;遊牧生活に欠かせない織物;お嫁入りの持参品として;部族の標識、聖なる空間)
2 キリムを織る女たち(クルドの村を訪ねる;糸を紡ぐ女神ヴィーナス ほか)
3 キリム文様の秘儀(民族の魂;部族意識のうすいトルコ人 ほか)
4 消えゆくキリム(醜い戦争、美しいキリム;わが敬愛するキリム商人 ほか)

著者等紹介

渡辺建夫[ワタナベタテオ]
1942年、神戸市に生まれる。日本大学芸術学部放送科卒業後、コピー・ライター、PR紙編集、キリムの輸入業などに従事。2005年、インドのネルー大学スクール・オブ・アートで聴講(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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りー

5
ヒッピー時代に中央~西アジアを3ヶ月旅をした後、キリムを扱う貿易商人になったという著者。主観から書かれた文章も多く、賛否はあるかと思いますが、それでもオールドキリムのみならず、古代から受け継がれてきた手仕事が無くなることへの想いがひしひしと伝わってきました。文様には、祈りや呪いの意味が込められ、母から娘へ受け継がれてきた。炊事、洗濯、掃除、育児、家畜の世話、ヨーグルト・バター・チーズづくり。膨大な仕事の合間を縫って糸は紡がれ、織られていく。広大なユーラシアを移動しながら。凄いことだと改めて思いました。2019/03/03

k_

1
おっとこれ以上トルコのことを根拠なくあるいは誤解を生む表現でdisるのはやめてもらおうか! と思う箇所がいくつかあった。キリムの「模様」の記述は今まで読んだ本の中で一番詳しいと思うが、この調子だと記述が信用できない。2010/03/18

のん

0
キリムへの織り娘達の思い、遊牧民の生活、と興味深い内容で、行ったこともないトルコへ想いを馳せてゆったりとした時間の流れに漂っているみたいでした。2019/01/07

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