内容説明
ジャカルタの路地裏、カンポン。朝夕の路上市や、家の窓で、野菜売りや食べ物屋台を営む女たち。商売は機知やユーモアがものをいい、住民たちに世間話の場を与える。限られた時間と空間に、すべてを収容し、自給・自律する「女の空間」。ここにも、容赦ない開発と消費主義の波が押し寄せる。生き残りを賭けた生活と意識の変容を、露天商や売春婦たちと暮らして、女の視点から、共感をもって描き出す。
目次
はじめに 「アイ・キャント・ストップ・ラヴィング・ユー」
1 真理と幻想
2 大ジャカルタ夢物語
3 マンガライの真理と死
4 露天商の女たち
5 生活様式としてのアナーキー
6 都市の幻滅
7 パンクと売春婦
8 葬られるか、成り上がるか
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- 和書
- デカルト形而上学の成立




