内容説明
戦争の最高責任者は誰であったか。第二次世界大戦の米従軍記者マニングは、敗戦後の日本にいち早く降り立ち、マッカーサー元帥の信頼を得て、天皇裕仁の戦中戦後の言動と秘密を精細に調べ上げた。
目次
第1章 玉音放送
第2章 真珠湾攻撃計画
第3章 栄光の十年
第4章 ガダルカナル島を巡る攻防
第5章 マジックとスパイによる戦争
第6章 日本空爆
第7章 生涯で最も長い一ヶ月
第8章 日本占領
第9章 平和のパートナー
著者等紹介
マニング,ポール[マニング,ポール][Manning,Paul]
1912~1995。アメリカ人ジャーナリスト・作家。第二次世界大戦中の1940年から1945年にかけて、ヨーロッパおよび太平洋戦域を報道記者として従軍した。日本への空爆を取材するときには、B29爆撃機の機首砲手を務めたこともある。45年9月、東京湾に停泊中の米戦艦ミズーリ号上から日本の降伏調印式を報道。占領初期、マッカーサー元帥の知遇を得ていたマニングは敗戦直後の日本人の農民感情を取材するため日本国中を旅行し、アメリカ本国向けに記事を書いた。ヨーロッパ戦域では、フランスのドイツへの降伏からエルベ川流域での連合国軍側の勝利まで取材、フランスのランスで行われたドイツの降伏調印式の模様をラジオで放送した。マニングはもともと、全米新聞事業協会傘下の600の日刊紙のヨーロッパ主任特派員を務めた後、放送ジャーナリズムの先駆者であるCBS放送記者、エドワード・R・マローに見出され、ロンドンでCBS放送ニュース報道チームの一員となったジャーナリストである。第二次世界大戦後は、作家としても活躍、ピューリツァー賞候補に2度ノミネートされた
青木洋一[アオキヨウイチ]
1942年、神奈川県生まれ。上智大学英文学科卒業。翻訳業
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