内容説明
1890年代、コカインが「性」機能に異常な刺激作用のあることが識られ、その服用は「性」に関する臨床例を増大させた。自我の抑制・判断力・羞恥の消去から、集団sex、同性愛、近親相姦etc.へと亢進させる『秘薬』こそが、フロイト『精神分析学』誕生のエキスであった。
目次
魔法の植物コカ
コカインとの出会い
先輩フライシュルの早死
論文の発表
友人コラー 局所麻酔効果の発見
コカイン服用の奨励で非難を受ける
躁鬱症状
フリースとの出会い
偏頭痛
蓄膿症〔ほか〕
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- 和書
- 本音を申せば 文春文庫