内容説明
これはありふれた史跡めぐり案内記ではない。数に因む鎌倉の名所旧跡を題材とした随筆文学である。随筆家長峯五幸が、忘れ去られた路傍の古い井戸や人跡稀な旧道の切通や由緒ある名橋に暖かい眼差しを注いで丹念に書き込んだ、詩情と滑稽味あふれる、古き良き時代の鎌倉賛歌である。長峯五幸エッセイ集。
目次
十井(星の井;鉄の井 ほか)
十橋(乱橋;はりすりはし ほか)
七切通(巨福呂坂切通;亀ケ谷坂切通 ほか)
五名水(銭洗水;梶原太刀洗水 ほか)
五山(建長寺;円覚寺 ほか)
著者等紹介
長峯五幸[ナガミネゴコウ]
1933年8月27日横浜市神奈川区六角橋二丁目に父・長峯六郎、母・千代子の長男として生れる。本名、長峯忠雄。1955年4月鎌倉市役所技術史員として採用され、図書館勤務。1967年12月一身上の都合により勤続十二年八ヶ月で鎌倉市図書館を辞職。1968年5月横浜の株式会社有隣堂へ就職。書籍部―総務課―宣伝部勤務。1970年3月一身上の都合により有隣堂書店を辞職。1970年4月横浜商科大学図書館事務長として勤務。1980年4月大学当局の都合で事務局へ人事異動。就職事務担当を命じられる。以来十二年間学務部主事「就職事務責任者」として働いた。1996年3月横浜商科大学事務局員を辞職。大学勤務は通算二十六年となる。2002年5月現在六十八歳。無職。散歩、詰将棋、音楽の鑑賞と演奏、読書、著作の日々を過ごしている
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