内容説明
だれもが一度は読んだことのある、なつかしい作品集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スノーマン
25
『白いぼうし』で、あまんきみこさんが大好きになり、タクシー松井さんの話が詰まった本を図書館で見つけた時のあの喜びは、今でも思い出せる。『一つの花』も今でも教科書に載ってるので、子供達の音読で毎回泣きそうになります笑 今はエンドレスで『ごんぎつね』を聞かされ、ごん、お前だったのか。のセリフはつい自分も言ってしまう。私の教科書には載ってなかったけれど、優しい鬼のお話、そして英語の教科書に載っていた『大きな木』英語の苦手な自分が訳した文で読んでいたので、こんな素敵な訳があるのか!と別の話のように感動した笑2019/11/11
うーちゃん
21
昭和40年~平成16年までの40年間にわたり、小学3・4年生のすべての国語の教科書の中から、採用頻度の高かった作品を掲載。3位はあまんきみこ「白いぼうし」2位今西祐行「一つの花」、1位はもちろん、新美南吉「ごんぎつね」。ほかに懐かしかったり印象的だったものは、川村たかし「サーカスのライオン」、またまた今西祐行「はまひるがおの小さな海」など。感性の瑞々しさは、小学生だったあの頃にかなわないかもしれないけど、大人になって読み返すからこそ、心に染み入る何かがあったりもする。気持ちにビタミン補給をしたい時に。2015/06/20
まじゅ
20
読み友さんの紹介で。自分の小学生の時の記憶より子どもたちの音読に付き合ってた頃のが断然最近だし一生懸命聞いていたので記憶が鮮明。 子どもが小さかった時につっかえつっかえ、何度も声を大にして読んでいたかわいらしさが思い出されてそっちで癒された。 しかし椋鳩十は自分の子どもの頃に読んだっきりだったので再会が嬉しかった。思ってたより金を持っている人間のエゴが気になったけど。 「ずーっと ずっと だいすきだよ」が収録されていなかったのは残念。音読の手本で読むと子どもの前なのに必ず泣けて読めなくなってた。2012/08/08
タルシル📖ヨムノスキー
17
ドキュメンタリーの次は、子供時代にタイムスリップ。小学3・4年生の国語の教科書に掲載されている物語を集めた本です。掲載頻度の多い上位3作品は〝ごんぎつね〟、〝ひとつの花〟そして〝白いぼうし〟ですが、これはもう殿堂入りといっても過言ではないと思います。個人的には〝モチモチの木〟が大好きです。なにせ夜一人でトイレに行けないマメタが、病気のおじいちゃんのために勇気を振り絞って、夜中に医者を呼びに行くのですが、そんな経験をしても、結局一人でトイレに行けるようにはならないというオチ。コレ最高だと思いませんか?2019/08/10
ヒラP@ehon.gohon
17
子どもたちの教科書によく使われるという童話を含め、20のお話が掲載されています。 絵本ではお馴染みの作品ばかりですが、物語自体がしっかりと自分の中に記憶されていることに驚きました。 絵が思い起こされる作品もありました。 絵本はまとめて持ち歩けませんが、絵本の世界は手元に置いておけそうです。 読み聞かせをしている大人の方にお薦めの本です。2017/10/29