立川流騒動記

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  • サイズ B6判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784896102420
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0095

内容説明

今、最も語らせたい男による談志論・落語論。

目次

序章 36日間の沖縄政務次官
第1章 落語とバラの日々
第2章 怒濤の前座修行
第3章 三遊協会と談志
第4章 談志協会脱退と立川流の創立
第5章 立川流の光と影

著者等紹介

立川談之助[タテカワダンノスケ]
1953年、群馬県前橋市に生まれる。明治大学商学部卒。大学在籍時の74年から五代目・立川談志に入門。立川談Qを名乗る一方、当時参議院議員だった談志の私設秘書となる。以後、破天荒な師匠の無理難題に応えながら78年、二つ目に昇進。これを機に初代・立川談之助を名乗る。83年、師匠ともども落語協会を脱退、落語立川流の創設に参画。自ら「邪道」と称する新作落語に取り組み、92年に真打昇進。「と学会」会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kera1019

10
こんな事私が言うと偉そうですが、記憶が事細かな上、俯瞰で書かれてあるので全体が捉えやすい。幅広い観察眼で文章も洗練されててドキュメントとしても十分面白かったんですが、何より立川流一門の兄弟弟子の中でも苦悩感というか頑張った感じよりも楽しんでる感じが溢れてて談之助さんの人柄に興味津々。師匠に対する愛情も最後に出てきて楽しく読めました ^_^ 2014/02/04

ぐうぐう

10
談春は『赤めだか』で、小さんから談志、そして自分へと受け継がれる師弟の絆を人情話として描き、志らくは『談志のことば』で、談志イズムの継承者という自覚を持ち、その信奉を余すところなくぶちまけるラブレターとして綴った。談之助は本書で、談志が立川流を創設以前の弟子としての自信から、談志にまつわる伝説をある意味壊していく。その辛辣さは、談志が亡くなったからこそ突きつけることのできる批判とは言え、それは談志への愛の裏返し行為とも取れる。ともかく、弟子達の個性の幅をとってみても、談志という噺家の凄みを実感できる。2013/02/08

Iwata Kentaro

7
実家にあった本が面白そうだったので持って帰った。もう談志についてのエピソードは概ね読み尽くしたと思っていたが、全然知らなかったことが多かった。というか非常に優れた観察とクリティークに脱帽。傑作。2022/10/14

なつみかん

5
談之助さんは、談志マニアなんだね。2013/02/24

ワンモアニードユー

4
まあ楽しく読めました。談志一門にしては珍しく、談志批評に悪感情を感じます。志の輔以下の弟子達にも複雑な思いがあるようで。他の人の本はともかく、この本は談志が元気な時には出せなかったでしょうねえ。その分だけは面白かったです。図書館本です。2017/05/07

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