内容説明
アリスやホームズがいたころのイギリスのインテリアの流行は?黒いジュエリー、暮らしのデザイン改革って何?謎解きから始めるアンティークの愉しみ。背景に物語があるからこそ、アンティークは面白い。
目次
1章 「ヴィクトリア朝」という時代
2章 ミドルクラスが築いた文化
3章 女性と子どもたちの世界
4章 男のダンディズム
5章 旅するステイタス
6章 憧れのジャパン
著者等紹介
石澤季里[イシザワキリ]
成城大学文芸学部ヨーロッパ文化学科在学中より、『CLASSY』(光文社)記者として活動を開始。1990年からパリに暮らし、多数の女性誌で特集ページを持つかたわら、アンティーク鑑定士養成学校IESA卒業。帰国後の2000年よりカルチャースクールを開校、現在はカルチャーサロン「プティ・セナクル」と改名し、「旅して学ぶフランス貴族の暮らし」を軸に、マナーからヨーロッパの美術様式まで、より広く学べる場を提供している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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颯奏
2
アンティーク初心者に向けた本。写真巻頭に8頁カラー写真が載っています。文章中には当時の絵画が一枚。文字が大きめで文章は読みやすいです。ヴィクトリアン・バナキュラー・スタイルの説明箇所のように小さくてもいいので写真付きだと嬉しかったかも。アンティークに関する単語を知れるので次のアンティーク本が読みやすくなるかなと思います。2015/11/08
るるぴん
0
イギリスのアンティーク全般に関心があるので、ビクトリア時代の時代背景や経済環境、大衆文化などもわかってなかなか面白かった。二時間くらいで読める文量なので、アンティークに関する事をざっと知るにはお手頃。末尾に参考文献が出ていたので、今後興味のある本を読んでみたいと思う。2017/07/25
ヒマワリ
0
ヴィクトリア時代に生まれた様々なモノと背景について、わかりやすい文章でまとめられています。でも、アンティーク・ビギナーを対象にした本にしては、写真や挿絵が少なすぎると思います。ムスタッシュカップやムスタッシュスプーン、印章指輪、スモーカーズ・ボウ、脱進機、スノードーム、トラヴェリング・デスク、クロモ・リトグラフなど、文章だけでそれをイメージできるビギナーがどれだけいるか……。複数の執筆者で構成されているためか、一部内容に重複も見られます(特にリバティなど)。2012/06/26
しろちゃ
0
イギリスとアンティーク好きにおススメの一冊。読みやすいです。2022/10/04
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