内容説明
土井藩河口家の河口信任は、杉田玄白以前に蘭書により京都に解剖を行い日本の前ルネサンスを築いたが、日本の封建頭脳を破った勇気は、今日も余り知られていない。著者は約50年間、河口信任を追って、遂に全貌を掴み、ここにライフ・ワークの出版の完成を見るに到った。
目次
第1章 有史前から種子ヶ島銃までの海国日本
第2章 種子ヶ島に鉄砲伝来
第3章 日蘭通商時代来る
第4章 紅毛医学の発展と河口家
第5章 宝暦年間の河口信任
第6章 土井利里の京都所司代赴任と河口信任
第7章 河口信宜
第8章 河口信順
第9章 弘化・嘉永年間の乱世と古河藩
第10章 河口信寛
第11章 幕府開国と学問の興隆
第12章 河口信久
-
- 和書
- 消化管からみた健康・栄養