内容説明
患者に優しい癌化学療法とは？５‐ＦＵ系経口抗癌剤の開発研究の歴史から、作用機序、特性、臨床成績、今後の可能性までを、書き下ろした待望の書。近い将来のオーダーメードセラピーにおける活躍も期待される５‐ＦＵ系経口抗癌剤のすべてがわかる。
目次
第１章 ５‐ＦＵはいかにして作用するか
第２章 ５‐ＦＵ系経口内服薬はいかにして開発され、進化したか
第３章 ＵＦＴにはどのような効果があるか
第４章 ５‐ＦＵ、ＵＦＴの抗腫瘍効果を左右する因子はなにか
第５章 ５‐ＦＵ、ＵＦＴは今後どのような可能性をもつか
著者等紹介
和田洋巳［ワダヒロミ］
１９４３年（昭和１８年）１１月５日生まれ。１９７０年（昭和４５年）京都大学医学部卒業。同年大津市民病院外科医員。１９７２年（昭和４７年）国立療養所宇多野病院外科医員。１９７３年（昭和４８年）京都大学胸部疾患研究所外科助手。１９８０年（昭和５５年）静岡県島田市民病院呼吸器科医長。１９８２年（昭和５７年）京都大学胸部疾患研究所外科講師。１９８７年（昭和６２年）京都大学胸部疾患研究所外科助教授。１９９２年（平成４年）京都大学胸部疾患研究所補助臓器学助教授。１９９８年（平成１０年）京都大学再生医科学研究所生体システム制御学助教授。１９９９年（平成１１年）京都大学大学院医学研究科器官外科学（呼吸器外科学）教授、現在に至る。受賞は、１９９６年（平成８年）国際胸部医学会（ＡＣＣＰ）日本部会平成７年度受賞。日本移植学会、日本気管支学会、日本胸部外科学会、日本呼吸器学会、日本呼吸器外科学会、日本肺癌学会、日本内視鏡外科学会、日本癌治療学会、日本癌学会。Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ Ａｓｓｏｃｉａｔｉｏｎ ｆｏｒ ｔｈｅ Ｓｔｕｄｙ ｏｆ Ｌｕｎｇ Ｃａｎｃｅｒ（ＩＡＳＬＣ）、Ａｍｅｒｉｃａｎ Ｔｈｏｒａｃｉｃ Ｓｏｃｉｅｔｙ（ＡＴＳ）、Ａｍｅｒｉｃａｎ Ｓｏｃｉｅｔｙ ｏｆ Ｃｌｉｎｉｃａｌ Ｏｎｃｏｌｏｇｙ（ＡＳＣＯ）、Ｅｕｒｏｐｅａｎ Ａｓｓｏｃｉａｔｉｏｎ ｆｏｒ Ｃａｒｄｉｏ－Ｔｈｏｒａｃｉｃ Ｓｕｒｇｅｒｙ（ＥＡＣＴＳ）、Ｔｈｅ Ｓｏｃｉｅｔｙ ｏｆ Ｔｈｏｒａｃｉｃ Ｓｕｒｇｅｏｎｓ（ＳＴＳ）、Ａｍｅｒｉｃａｎ Ｃｏｌｌｅｇｅ ｏｆ Ｃｈｅｓｔ Ｐｈｙｓｉｃｉａｎｓ（ＡＣＣＰ）等に所属
田中文啓［タナカフミヒロ］
１９６０年（昭和３５年）１０月２１日生まれ。１９８６年（昭和６１年）京都大学医学部卒業。同年京都大学胸部疾患研究所外科研修医。１９８７年（昭和６２年）国立療養所岐阜病院外科医員。１９９０年（平成２年）天理よろづ相談所病院胸部外科医員。１９９２年（平成４年）松江赤十字病院呼吸器科医員。１９９４年（平成６年）京都大学大学院医学研究科博士課程外科系専攻。１９９５年（平成７年）から岡崎国立共同研究機構生理学研究所神経情報部門特別研究学生。１９９６年（平成８年）京都大学胸部疾患研究所外科助手。１９９８年（平成１０年）京都大学大学院医学研究科器官外科学（呼吸器外科学）助手、現在に至る
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