内容説明
犬と犬がよりそって暮らすこと。犬が犬らしく生きること。
目次
じんが生まれたところ
ももとじんの出会い
耳が聴こえないこと
子犬との生活
犬同士の会話
すくすく育つ
大人になるということ
犬同士のつきあい
ときは流れる
いつも一緒に
著者等紹介
むらかみかづを[ムラカミカズオ]
1962年生まれ。関西を中心に“ペットと暮らす住まい”などを提案するリフォームコーディネーター業のかたわら、身近な生き物の写真を撮っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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犬のいる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ピース
25
耳が全く聞こえないというハンデをもったじん。じんが幼い時はももがじんを守ります。やがて月日は流れ、ももの身体は黒茶だったはずなのに白っぽいグレーになり、じんの目線の方がももより高くなっていきます…そして、じんがももを守る立場になります。この移り変わりが写真から切なくなる程伝わります。強い者が弱い者を労わり守る…それは当たり前の事… でも、出来ていない事が多い私たち。何故か「子どもが親を守る日が来たら、守らなくちゃいけないんだよ…」と、じんが教えてくれているように感じます。2匹の絆に胸が締めつけられました✩2016/05/19
ぱせり
13
ハンデを持った犬。老犬。二頭の犬の姿を追いながら、ひとがわすれてしまっている叡智のようなものに触れて打たれる。誰に教えてもらったわけでも無いのに、あたりまえのように、フォローしあい、ともにいる姿が尊い、と思う。犬は群れで生きる。人も群れで生きる。どうか私たちもあなたたちの仲間でいさせてほしい。 2016/03/24
taraimo
6
ももとじんの寄り添う姿が微笑ましいですね。この本を買ってから、少し時が流れ、あの時に、ももちゃんは大分、老いていましたが、その後お元気かな… じんくんも気になります。今ふと、最後の表紙の黄昏の2つのシルエットを見て思うのです。私も犬たちとの縁があり、甲斐犬もどきの男の子と係わりがありました。旅立ちましたが、16年あまりの付き合いでした。その想い出を『山のくろと呼ばれて』の本に綴りました。2016/08/16
アズサ
2
泣きました2015/12/08
Yasuko Yamamoto
2
2匹の犬がいる家という共通事項と、うちの犬もこのくらい年齢差があるので、すごく共感してしまった。 先輩犬がいなくなったとき、後輩はどうなるのか。 犬には犬の関係のとり方がある。それを見守ることも大切なんだなと改めて教えられました(犬のけんかの仲裁に入って負傷した過去が痛い)。2015/09/21