顔をあげて。そばにおるで。―尼崎市の就労促進相談員の仕事

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  • サイズ B6判/ページ数 159p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784895958691
  • NDC分類 369.2
  • Cコード C0095

内容説明

元ヤクザとも元ホストとも真っ向勝負で心の対話!尼崎市でのべ348人を就労させた就労促進相談員。世界一、親身になってくれる市役所のひと。“みさ姉”。就労促進相談員…生活保護受給者のうち、就労可能でありながら働けていない人の就労を支援する専門職。尼崎市では平成14年度より6名を設置、現在は14名の相談員がいる。本書は生活保護の現状を、就労促進相談員の現場から捉えた一冊。

目次

第1章 尼崎の就労促進相談員(尼崎(あま)という街で
私は就労促進相談員! ほか)
第2章 あきらめたら、あかんよ!(働かんでええよ;私、赤ちゃんできてん ほか)
第3章 障がいと向き合って(私の障がいを、理解して!;最初から金メダルを持って生まれた子 ほか)
特別章 セミナー再録「人の力で支える社会」
第4章 誰にでも、明日がある―未来に向かって(就労以前の問題から始まる支援;支援を行う環境、その問題点 ほか)

著者等紹介

林美佐子[ハヤシミサコ]
昭和43(1968)年11月10日兵庫県尼崎市生まれ。短大を卒業後保育士、学童保育指導員のアルバイトを経て、平成14年度より尼崎市福祉事務所の就労促進相談員。単なる就労支援にとどまらない支援スタイルとその実績は県内外からも注目され、日常的な支援活動の傍らセミナーや講演会の講師として招かれる。平成23(2012)年、生活保護受給者とともに“ありのままの自分でいられる居場所”として「こころの笑夢(えむ)」を設立。2人の子を育てるシングルマザー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん

30
自分の職権の範囲外の事でも、親身になって相談者の悩みを解決しようとする姿勢が素晴らしいと思います。市役所でも福祉関連は最も大変と言われていますが、彼女は年間契約の相談員として働いているそうです。人生のどん底にいるであろう人々から信頼を勝ち取り立ち直らせていく様は読んでいる側も勇気を貰えます。公務員という事で、守秘義務が有るそうなので、実例は中々掲載するのは難しいとは思いますが、成功事例はもっと、世の中に公表する事で、行政サービスが向上し、世の中の公務員を見る目ももっと穏やかになるのでは無いかなと思います。2015/02/26

yuka

5
◆生活困窮者・生活保護者の就労準備支援に携わる中での学びのための1冊。こういう方が、安定して支援を続けることができる、支援者の安定した働く環境をつくることは、長い目でみると、生活保護を必要とする方の減少にもつながると思うのは私だけではないはず。政策を決める方々に読んで頂きたいと思う。■支援に携わる方におすすめ。メモ:bosu/長2020/08/01

YT

2
【一万円選書】兵庫県尼崎市で就労促進相談員をしている筆者の体験談。就労促進相談員は生活保護受給者のうち働ける受給者に仕事を紹介したりする仕事で、いわゆるケースワーカーとは違うらしい。不正受給などで近年風当たりの厳しい生活保護に対しる見方がかなり変わった。私もいつか生活保護のお世話になるかもしれないしね。2017/04/19

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