目次
総論(生体内血液凝固の考え方―凝固機能検査は止血能の一部を評価しているにすぎないことを理解する;血液凝固・線溶系の検査―検体検査はあくまでもex vivoであり、生体内の機能を正確には評価していない;周術期の凝固・線溶系とpoint‐of‐careモニター―各施設の環境に合わせた理論的治療アルゴリズムを構築する ほか)
症例、その前に(輸血療法に関するガイドライン―最新知見を反映したガイドラインが求められている;出血治療に用いる血液製剤および血漿分画製剤とその薬価―きめ細かな治療戦略でコスト減をはかる;輸血用血液製剤と輸液の混合について―混合・混注が可能になるのは生理食塩液だけ)
症例検討(ワルファリン内服患者の脳出血―術中の出血に対しては、血液の量と質を同時に評価して対処する;肝損傷―解剖学的回復よりも生理学的回復を優先するダメージコントロール手術;肝移植―術前から回復期まで、血液凝固・線溶系はダイナミックに変化する ほか)