出版社内容情報
《内容》 エポックメイキングな大発見──RNAi その始まりから現在までがわかる。
RNAi(干渉)による遺伝子サイレンシング機構の原理と基本技術のテキスト。ヒト、マウス、線虫,ハエはもちろん,植物やトリパノソーマ,トリまで幅広い生物での実験技術を紹介。RNAiのメカニズム,エピジェネティックな遺伝子発現抑制,メチル化,ヘテロクロマチン,コサプレッション,リボヌクレアーゼやポリメラーゼ,siRNA,shRNA,miRNAなどを詳しく解説。
《目次》
1 植物でのセンス鎖コサプレッション:過去,現在,そして未来
2 動物におけるトランスジーンが引き起こすコサプレッション
3 二本鎖RNAによるゲノム情報発現の調節機構
4 線虫(C. elegans)におけるRNAi
5 小さなRNAの大きな生物学:RNAiの生化学的解析
6 shRNAによる哺乳類遺伝子のサイレンシング
7 転位性因子,RNAi,ならびにヘテロクロマチンの起源
8 リボヌクレアーゼIIIスーパーファミリー:その構造とRNA成熟化,分解,ならびに遺伝子サイレンシングにおける機能と構造
9 遺伝子サイレンシングに関わるRNA依存性RNAポリメラーゼ
10 ヘテロクロマチンの構造と機能:エピジェネティックな遺伝子サイレンシングとゲノム構成の関連
11 線虫(C. elegans)におけるゲノムワイドなRNAiスクリーニング
12 植物における大規模機能ゲノミクスに向けたPTGSによるアプローチ
13 哺乳類におけるRNAi
14 鳥類の初期胚におけるRNAi
15 マウスの卵母細胞と着床前胚に対するRNAi実験入門
16 ショウジョウバエ培養細胞におけるRNAi技術
17 ショウジョウバエにおけるRNAiの応用
18 トリパノソーマ(T. brucei)と,その他の非古典的モデル生物におけるRNAi
付録1 実験上の注意
付録2 試薬類の発注
目次
植物でのセンス鎖コサプレッション:過去、現在、そして未来
動物におけるトランスジーンが引き起こすコサプレッション
二本鎖RNAによるゲノム情報発現の調節機構
線虫(C.elegans)におけるRNAi
小さなRNAの大きな生物学:RNAiの生化学的解析
shRNAによる哺乳類遺伝子のサイレンシング
転位性因子、RNAi、ならびにヘテロクロマチンの起源
リボヌクレアーゼ3スーパーファミリー:その構造とRNA成熟化、分解、ならびに遺伝子サイレンシングにおける機能と構造
遺伝子サイレンシングに関わるRNA依存性RNAポリメラーゼ
ヘテロクロマチンの構造と機能:エピジェネティックな遺伝子サイレンシングとゲノム構成の関連
線虫(C.elegans)におけるゲノムワイドなRNAiスクリーニング
植物における大規模機能ゲノミクスに向けたPTGSによるアプローチ
哺乳類におけるRNAi
鳥類の初期胚におけるRNAi
マウスの卵母細胞と着床前胚に対するRNAi実験入門
ショウジョウバエ培養細胞におけるRNAi技術
ショウジョウバエにおけるRNAiの応用
トリパノソーマ(T.brucei)と、その他の非古典的モデル生物におけるRNAi
著者等紹介
中村義一[ナカムラヨシカズ]
東京大学医科学研究所基礎医科学大部門遺伝子動態分野教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。