心臓カテーテルハンドブック (第2版)

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  • サイズ A5判/ページ数 520p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784895923668
  • NDC分類 492.12
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 心臓カテーテル法による検査と治療、患者管理に従事する人々のための基本的な入門書であり、実践的な手引。心カテ室スタッフの必携書として高い評価を得た初版の8年ぶりの改訂新版。「意識下鎮静法」や「メトホルミンの副作用」等、新しい知識と技術、手技を漏れなくとり込み、図や写真、要点を整理したBoxの多くを刷新、ハンディさを保ちつつ、内容をさらに充実させた。    

《目次》
1.カテーテル検査室入門 
心臓カテーテル検査の適応 
禁忌 
合併症とリスク 
カテーテル検査室のデータ 
患者の準備 
特別な準備 
心臓カテーテル検査へのチームとしてのアプローチ 
心臓カテーテル検査室の設備 
トレーニングの必要条件 
カテーテル検査室内の環境安全 
2.動脈および静脈へのカテーテル挿入 
大腿部からの経皮的挿入法 
上肢からのカテーテル挿入  
心臓カテーテル中のヘパリンの使用  
血管へのカテーテル挿入時の問題点  
動静脈へのカテーテル挿入:看護師および技師の観点  
血管への挿入に必要な道具、器具 
3.血行動態データ 
心臓内の圧波形 
右心・左心カテーテル法のプロトコール 
血行動態に関する計算 
圧較差と心拍出量からの弁口面積の計算 
大動脈弁および僧帽弁口面積の計算例 
大動脈弁狭窄の評価に対する弁抵抗の利用 
心拍出量測定法 
Fick酸素消費量法 
指示薬希釈法による心拍出量測定の原理 
血管造影法による心拍出量 
各種の心拍出量測定法の相違点 
心内短絡 
血行動態の検査に使われる装置 
血行動態記録上のテクニック 
血行動態の例とアーチファクト 
心臓カテーテル検査室における心電図 
心電図の構成波形 
4.血管造影所見  
冠動脈造影 
冠動脈造影像の解釈における問題とその解決法 
心室造影 
上行大動脈造影 
腹部大動脈造影 
肺血管造影 
末梢血管造影 
X線像 
デジタルアンギオグラフィ 
放射線安全性 
パワーインジェクタと造影剤 
血管造影用カテーテル 
冠動脈造影において使用される薬物 
ペースメーカ 
5.電気生理学的検査とアブレーション 
検査の概要 
検査の手順 
診断各論 
カテーテル・アブレーション 
6.臨床研究的手技 
定量的冠動脈造影および心室造影 
心筋血流 
心筋代謝 
冠静脈洞用カテーテル 
ドプラ冠血流速度測定法 
観血的血行動態検査と心エコー検査との組み合わせ 
高精度カテーテル先端圧力計による圧測定 
心臓カテーテル検査中の生理学的負荷試験 
7.特殊な手技 
経中隔的心臓カテーテル検査 
経胸郭的直接左室穿刺術 
心内膜心筋生検 
冠静脈洞カテーテル法 
心膜穿刺 
血管内異物除去術 
閉塞性肥大型心筋症に対する心室中隔アルコールアブレーション 
特殊な状況 
8.高リスク心臓カテーテル法 
高リスク患者 
高リスク患者における合併症の発生率 
高リスク患者における不整脈管理 
補助循環装置 
9.インターベンション手技 
経皮的冠動脈インターベンション 
弁形成術 
10.心臓カテーテル検査室における文書管理 
医療過誤を減らすための標準的医療の質的基準 
医療記録:総論 
心臓カテーテル検査室での最小限度の文書 
外来でのカテーテル検査に関するカルテ記載における推奨事項 7
治療上の問題や合併症などの記録:事故報告書が必要となるようなイベント 
備品の不備 
付 録 
A. 侵襲的心血管検査と手技 
B. 心臓の模式図 
C. 心臓の機能的解剖 
D. 単位、計算、係数の表 
E. 人工弁の透視像 
F. 心電図検査の基本 
G. 頻用される薬剤の使用法 
索 引

内容説明

本書は、心臓カテーテル検査室での経験を始めようとする医療従事者にとって、有用な道具であり続けている。このハンドブックは、心臓カテーテル検査室に不慣れな、循環器科研修医、非侵襲的心臓病学専門医、心血管系看護師および技師、関係する企業の担当者や循環器科開業医にとって、心臓カテーテルを受ける患者への施術や管理に関する実用的な手引きや基本的な入門書となるよう企図されている。

目次

1 カテーテル検査室入門
2 動脈および静脈へのカテーテル挿入
3 血行動態データ
4 血管造影所見
5 電気生理学的検査とアブレーション
6 臨床研究的手技
7 特殊な手技
8 高リスク心臓カテーテル法
9 インターベンション手技
10 心臓カテーテル検査室における文書管理

著者等紹介

高橋利之[タカハシトシユキ]
東京大学大学院医学系研究科循環器内科。現、JR東京総合病院循環器内科部長

芹沢剛[セリザワタカシ]
前埼玉医科大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。