出版社内容情報
《内容》 癌化学療法についての最新知識を網羅・詳述した実際的なハンドブックとして,長年にわたり版を重ねている定評書。7年ぶりの改訂新版。この間の進歩を踏まえ情報量が大幅にアップした。新しい抗癌剤,生物製剤の最新情報を可能な限り盛り込み,各臓器別にそれらの安全,有効な投与法の理論と実際をプラクティカルに解説する。癌化学療法に携わる臨床家はもとより,癌患者のケアを行うナース,処方の支援を行う薬剤師にとって本書は,癌化学療法を成功に導くために必須の書である。
《目次》
Ⅰ.癌化学療法の基本概念 1癌化学療法の生物学的および薬理学的基盤 2生物学的応答修飾物質(BRM)による治療原理と癌治療における役割 3癌患者の系統的評価および治療による長期合併症 4癌患者に対する治療法の選択 Ⅱ.抗癌剤および生物製剤とその使用法 5抗癌剤および生物学的応答修飾物質(BRM):臨床上有利な薬剤の分類,用法・用量と毒性 6造血前駆細胞およびサイトカインの支持療法を伴う高用量化学療法 Ⅲ.各臓器癌の化学療法 7頭・頚部癌 8肺癌 9消化器癌 10膵,肝,胆嚢,胆管の癌 11乳癌 12婦人科癌 13泌尿器および男性性器癌 14甲状腺癌および副腎皮質の癌 15悪性黒色腫および他の皮膚悪性腫瘍 16原発性および転移性脳腫瘍 17軟部組織の肉腫 18骨肉腫 19急性白血病 20慢性白血病 21骨髄増殖性ならびに骨髄異形成症候群 22ホジキン病 23非ホジキンリンパ腫 24多発性骨髄腫ならびにその他の形質細胞異常症 25原発巣不明の転移性癌 26ヒト免疫不全ウイルス-関連悪性疾患 Ⅳ.癌患者の支持療法の中のいくつかについて 27癌化学療法の急性反応および短期的副作用群 28感染:原因,治療および予防 29止血障害と輸血療法 30癌臨床における緊急病態および骨転移 31癌性胸水,腹水,心膜水および髄膜浸潤 32癌性疼痛対策 33担癌患者における情緒および精神上の問題
内容説明
本書は、癌の専門医、一般臨床医、レジデント、腫瘍ナース、薬剤師、および医学生に対して、癌についての豊富な情報を日々の実用的なポケット版または机上版として提供し続けるものである。そして本書はさらに癌とその治療についての実際上の知識を得たいと思う多くの患者、およびその家族に読まれ、理解されうるものである。
目次
1 癌化学療法の基本概念(癌化学療法の生物学的および薬理学的基盤;生物学的応答修飾物質(BRM)による治療原理と癌治療における役割 ほか)
2 抗癌剤および生物製剤とその使用法(抗癌剤および生物学的応答修飾物質(BRM):臨床上有用な薬剤の分類、用法・用量と毒性
造血前駆細胞およびサイトカインの支持療法を伴う高用量化学療法)
3 各臓器癌の化学療法(頭・頚部癌;肺癌 ほか)
4 癌患者の支持療法の中のいくつかについて(癌化学療法の急性反応および短期的副作用;感染:原因、治療および予防 ほか)
著者等紹介
古江尚[フルエヒサシ]
帝京大学医学部名誉教授
仁井谷久暢[ニイタニヒサノブ]
東京がん化学療法研究会
塚越茂[ツカゴシシゲル]
財団法人癌研究会・癌研究所顧問
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