内容説明
多くの内科学書は、疾患を網羅し、疾候、鑑別診断や治療法を平面的に羅列しているが、本書は、内科領域を研修する医師、とりわけ一刻を争う医学的問題をかかえた患者の前に立っている医師向けに、内科臨床の全体像を掲げつつ、実践的に絞り込んだハンディーな実地書を提供するとのコンセプトの下に誕生した。具体的には、内科全般にわたる入院患者の診断と治療について、臨床的に必要かつ十分な知識を集積した名著といえる。また、医学生およびレジデントを視野に入れて書かれているが、実際にはすべての内科医が利用でき、さらに入院に限らず外来患者にも対応可能な、日常診療の手引きとなるであろう。このコンセプトを実現するために、本書では、どの教科書にでも書かれている一般的な説明文が小気味良いほど大胆に割愛されている。言い換えれば、即戦力になる事柄のみを抽出している点が本書の特徴である。
目次
1 疾患への一般的アプローチ
2 心疾患
3 肺疾患と救命救急診療
4 消化器疾患
5 腎疾患/酸塩基平衡障害
6 感染症
7 血液疾患/腫瘍
8 リウマチ性疾患
9 内分泌疾患
10 神経疾患
11 皮膚疾患
12 中毒
著者等紹介
亀谷学[カメガイマナブ]
聖マリアンナ医科大学内科学(総合診療内科)助教授。共監訳に「セイントとフランシスの内科診療ガイド」
須永達哉[スナガタツヤ]
聖マリアンナ医科大学内科学(総合診療内科)講師。共監訳に「セイントとフランシスの内科診療ガイド」
生坂政臣[イクサカマサトミ]
聖マリアンナ医科大学内科学(総合診療内科)講師。共監訳に「セイントとフランシスの内科診療ガイド」
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