出版社内容情報
《内容》 クロマチンの基礎から最先端の情報までを本研究の第一人者であるDr.AlanWolffeが自らの長年の研究成果をまとめる形で網羅詳述した最新のテキスト。クロマチンの知識なしにDNAを研究することが困難になっている今日において本書は,本分野の研究者に福音となる書である。 《目次》 1章クロマチン研究の時代に 1.今なぜクロマチンなのか 2.クロマチンの構造と機能の解析へいたる研究の流れ 2章 クロマチン構造 1.DNAとヒストン 1.DNAの構造 2.ヒストン 2.ヌクレオソーム 1.ヌクレオソーム構造ノ仮説 2.ヌクレオソームにおけるDNAとヒストンの構成 3.ヌクレオソーム内のDNA構成 4.ヌクレオソーム中のコアヒストンの構成 5.DNA配列によるヌクレオソームのポジショニング 3.ヌクレオソームからクロマチン繊維への編成 1.ヒストンH1ヌクレオソーム配列のつめ込み 2.クロマチン繊維 4.ヌクレオソームの構築物 1.染色体構造の放射状ループとヘリカルフォールディングのモデル 2.核スキャフォールド,セントロメア,テロメア,タンパク質コンポーネントとその構造 3.ランプブラシ染色体とポリテン染色体 5.染色体構造の制御 1.異型ヒストン 2.コアヒストンの翻訳後修飾 3.リンカーヒストンのりん酸化 4.精子形成におけるクロマチンのモデリング 5.ヘテロクロマチン,ポジションエフェクト(位置効果),LCRとインシュレーター 6.DNAのメチル化とクロマチン 7.HMGと関連タンパク質 8.クロマチンをモデリングする超分子装置―SWI/SNF/SIN/ヒストンの関係 3章 クロマチンと核の再構築 1.生細胞における核構造と細胞質間の相互作用 1.核移植 2.ヘテルカリオン 2.In vivoにおける外来性DNA上でのクロマチン分子集合 1.アフリカツメガエル卵および卵母細胞におけるクロマチン分子集合 2.体細胞へ導入したDNA上でのクロマチン分子集合 3.酵母のミニ染色体 3.In vivoで複製途中の内在性染色体DNA上におけるクロマチン分子集合 4.In vitroでのクロマチン分子集合 1.精製再構成系 2.アフリカツメガエル卵および卵母細胞抽出液におけるヌクレオソーム分子集合 5.In vitroでの核の分子集合 4章 核反応過程はクロマチン内でどのように起こるか? 1.核反応過程の概観 1.特異性の問題 2.遠隔作用 3.転写装置 4.安定な転写複合体 5.遺伝子活性の制御 6.配列特異的DNA結合タンパク質 7.クロマチン内の核過程に対する問題 2.トランス作働性因子とクロマチンとの相互作用 1.非特異的な相互作用 2.特異的なトランス作働性因子と非特異的なクロマチン 3.特異的なトランス作用因子と特異的なクロマチン 4.トランス作働性因子,DNaseI感受性,DNaseI高感受性部位,クロマチン構造 5.トランス作働性因子とクロマチン構造の局所的な編成 3.進行性の酵素複合体とクロマチン構造 1.複製とDNAへの転写因子の接近 2.複製時におけるヌクレオソームと転写複合体の運命 3.クロマチン構造とDNA複製 4.クロマチン構造とDNA修復 5.In vivoにおける転写とクロマチンの一体性 6.In vitroにおける転写とクロマチンの一体性 5章 将来への展望
目次
1章 クロマチン研究の時代に
2章 クロマチン構造
3章 クロマチンと核の再構築
4章 核反応過程はクロマチン内でどのように起こるか?
5章 将来への展望
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