出版社内容情報
《内容》 ■ 頻度の高い救急疾患あるいは,頻度は低いが重要で忘れてならない救急疾患を系統的に取上げ,実際臨床に則した具体的かつ簡潔な解説を行い好評を博す実用マニュアル。■ 初版から10年が経過,日々刻々と変貌を遂げる救急医療の現実を捕えて,大胆で緻密な改訂を行った本書は,当直医からエキスパートまで幅広い読者の要望を満たす書としてより充実した内容になった。 《目次》 心肺停止 1. 心肺蘇生法2. 緊急挿管 外傷 3. 多発外傷患者の初療 4. 腹部外傷 5. 胸部外傷 6. 四肢外傷 7. 眼科外傷 8. 泌尿生殖器外傷 9. 頭頸部および顔面外傷10. 骨盤外傷 耳鼻咽喉疾患11. 耳痛 12. 鼻出血 13. 非外傷性顔面痛 14. 嗄声 15. 眼の充血 16. 咽頭痛17. 視力障害 呼吸器疾患 18. 咳嗽 19. 喀血 20. 息切れ 心臓血管疾患 21. 胸痛 22. 高血圧 23. 動悸 消化管疾患 24. 腹痛 25. 便秘と下痢 26. 消化管出血 27. しゃっくり 28. 黄疸 29. 悪心と嘔吐 泌尿生殖器疾患 30. 血尿 31. 性病 32. 性的暴行 33. 睾丸,陰嚢,鼠径部の疼痛と腫脹 34. 性器出血 神経系疾患35. 昏睡,失神,痙攣,その他の意識障害 36. めまい感 37. 頭痛 38. 脱力感 . 筋・骨格・軟部組織の非外傷性障害 39. 膿瘍 40. 背部痛 41. 非外傷性の四肢痛 42. 非外傷性の間接痛 特殊な問題 43. 擦過傷,剥離創,挫滅創,刺傷 44. 咬傷と刺虫症 45. 熱傷 46. 幼児虐待 47. 救急分娩 48. 潜水の事故 49. 電撃傷 50. 発熱 51. 異物 52. 温熱障害と寒冷障害 53. 高山病 54. 溺水 55. 悪性疾患の救急 56. 小児の鎮静 57. 中毒 58. 放射線障害 59. 発疹 60. 煙の吸入 61. 自殺
内容説明
本書は、米国において救急医療を学ぶレジデントや若い医師たちのために書かれたものであり、救急患者に対する診断と治療のポイントが満載されている。頻度の高い救急疾患を主として解説し、頻度は低いが重要で忘れてならない疾患も取り上げ、系統的にまとめられている。内容は簡潔で要を得ている。また、今回の改訂により目次が再構成され、より速く必要な箇所を検索できるようになった。多くの章において、主要な疾患別にまず問題の症状の鑑別診断についての記述から始まり、次いで医師を適切な診断に導く病歴上、身体上、検査上のさまざまな所見に関する検討が行われている。さらに、個々の疾患に関する鑑別診断も含めた詳しいディスカッションがこれに続くが、速やかに確定診断を下し各々の治療を行うことに焦点がある。
目次
1 心肺停止
2 外傷
3 耳鼻咽喉疾患
4 呼吸器疾患
5 心臓血管疾患
6 消化管疾患
7 泌尿生殖器疾患
8 神経系疾患
9 筋・骨格・軟部組織の非外傷性障害
10 特殊な問題