出版社内容情報
《内容》 ■ “細胞周期"の研究は，1980年代末から今日にいたるまでビッグバンと呼べるほど劇的な展開を示して来た。本書は，現役の研究者として世界的に名を馳せている40代のAndrew Murrayと50代のTim Huntの二人の著者が，この経緯を全11章にわたり明快に解説したものであり，“細胞周期”の入門書として世界的なベストセラーを記録しているものである。学生から関連の研究者に至るまで広範な読者へアピールする本書は，まさに“細胞周期”入門書の決定版と呼べる内容である。 《目次》 目次 １細胞と細胞周期 細胞の基本的特性/細胞周期の基本的特性/細胞周期へのアプローチ ２初期胚の細胞周期 胚の細胞周期/細胞周期エンジン ３細胞周期の遺伝的解析 細胞分裂周期変異株/スタート ４分裂期を制御する酵素 分裂酵母における細胞分裂の制御/細胞周期エンジンの普遍性/サイクリンと細胞周期/細胞分裂の翻訳後修飾 ５細胞分裂 核膜崩壊/染色体の凝縮/微小管,微小管モーター,および動原体/紡錘体の構築/分裂後期 ６Ｇ1期からＳ期への移行 出芽酵母におけるスタートの制御/哺乳類細胞における増殖制御/哺乳類細胞の成長および増殖制御の分子的基盤 ７DNA複製の制御 複製装置の活性化/再複製ブロック ８チェックポイントとフィードバック制御 チェックポイント,フィードバック制御,および相対的タイミング/細胞分裂開始の制御/細胞分裂期からの脱出の制御 ９が ん がん遺伝子とがん抑制遺伝子/がんとフィードバック制御 10減数分裂の細胞周期 組み換え/減数分裂における染色体分離/減数分裂のチェックポイント 11細菌の細胞周期 細菌の細胞周期体系/DNA複製
目次
１ 細胞と細胞周期
２ 初期胚の細胞周期
３ 細胞周期の遺伝学的解析
４ 分裂期を制御する酵素
５ 細胞分裂
６ Ｇ１期からＳ期への移行
７ ＤＮＡ複製の制御
８ チェックポイントとフィードバック制御
９ がん
１０ 減数分裂の細胞周期
１１ 細菌の細胞周期
