内容説明
謎解きのボーケン剖検で手に入れる、ワンランク上の診断力!病理解剖は症例がいつ、なぜ死に至る枝道に入り込んだのか、それを防ぐ手立てはなかったのかを探る「謎解き」でもある。
目次
第1章 いざという時に役に立つ、病理解剖についての知識(臨床研修の中での病理解剖との関わりは?;病理解剖の目的は、と聞かれたら?;病理解剖を行うための条件は? ほか)
第2章 剖検症例(入院中の突然死―入院中の予期せぬ突然死:病理解剖でどこまで死因を明らかにできるか?;希少疾患―病理解剖で初めて明らかとなつた疾患とは?;剖検で解けた謎―臨床的に謎が残った症例を剖検する意味は? ほか)
第3章 遺族遺族にとっての病理解剖の意義(遺族の思い;剖検結果の説明の現状;病理医による剖検結果の説明の経験 ほか)
著者等紹介
田村浩一[タムラコウイチ]
脳神経外科医に憧れて日本医科大学に入学、学生時代から病理学教室に出入りして脳の組織切片作成に熱中するが、外科全般を履修したくなり卒後は第二外科に入局。大学院で病理の研究により学位を取得後、ニューヨーク州アルバートアインスタイン医科大学に胸部外科医として留学し、循環器生理学の動物実験に従事する。帰国後、外科と病理の二股は難しいことを悟り、「臨床の謎解き」の魅力に抗えずに卒後9年で病理に転職した。現在は非常勤医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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